ローグライトコロニーシム『Against the Storm』大型アプデで序盤のゲームプレイを変化させる新指令18種追加。燃焼の供犠の効果アップなどいろいろ調整

 

パブリッシャーのHooded Horseは1月17日、『Against the Storm』のバージョン1.1となるアップデートを配信した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)で、PC Game Pass向けにも提供されている。ゲーム内は日本語表示に対応している。


『Against the Storm』はローグライト・コロニーづくりシミュレーションゲームだ。舞台となるのは、永遠に振り続ける雨に苦しむダークファンタジーの世界。プレイヤーは女王の命を受けた総督として、未開の荒野を切り拓く。森の敵意や女王の怒り、そして襲い来る嵐に立ち向かいながら、入植地を作るのだ。

ゲームの目的は、町づくりを進めて住民の士気を上げ、女王から下される指令の達成などを経て名声を高めることだ。住民は人間・ビーバー・リザード・フォックス・ハーピーと5つの種族が存在し、それぞれ得意な労働や欲求などが異なる。またゲーム内では定期的に嵐の季節が訪れ、季節中は住民の士気が落ちていくなど悪影響がある。日頃からそれぞれの種族の欲求を満たし、食糧や燃料を貯めておいて、嵐に備えておく必要があるだろう。

本作は2021年10月にEpic Gamesストアにて、そして2022年11月にSteam/GOG.comにて早期アクセス配信が開始され、2023年12月9日に正式リリースされた。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、約1万9000件のレビューを集め、95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。ランダム要素による高いリプレイ性や、ひとつひとつのマップを数時間でクリアできるテンポの良いゲームサイクルが評価されている。街づくりゲームの立ち上げ期を繰り返し遊ぶようなゲームプレイが高い人気を得ているようだ。

 


そんな本作に向けて1月17日、正式リリース以来の大型アップデートとなるバージョン1.1のアップデートが配信開始された。アップデートでは大きな変更として、ゲーム序盤向けの指令が18種類追加されている。これまでゲーム終盤向けの指令が多くなりすぎていたと判断されたため、ゲーム全体の体験のバランスが悪くなっていたのを修正する意図があるという。指令については今後もアップデートで調整していく意向とのこと。

アップデートではバランス調整も実施。たとえば燃焼の供犠が強化され、これまで300秒ごとに20敵意を減少させていたところを、200秒ごとに25敵意を減少に調整された。さらに汎用アイコンが使用されていた交易商人に専用の顔画像が用意され、すべての交易商人が独自の見た目となった。また4種類の装飾用建物も追加されている。

そのほかゲームが自動で一時停止した際に、停止した理由を表示するオプション機能の追加など、UIの改善やその他のバランス調整、バグの修正やSteam Deck向けの動作の調整などがおこなわれている。詳細は公式パッチノート(英語)を参照してほしい。

『Against the Storm』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)向けに配信中だ。またPC Game Pass向けにも提供されている。