宇宙スラム街奇譚『Universe for Sale』11月16日発売へ。人外暮らす木星廃コロニーで“宇宙を売る”女性の謎に迫る

 

パブリッシャーのAkupara Gamesは10月27日、『Universe for Sale』を現地時間11月16日に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Universe for Sale』は手書きグラフィックで構築されたアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となるのは木星の雲の中に佇む廃棄された宇宙コロニー。コロニー内の環境は荒れ、老朽化したスラムには酸性雨が降り注いでいる状態だ。またコロニーには人間だけでなく、類人猿やロボットなども住人として暮らし、過酷な環境で日々を生きている。そんなコロニーをプレイヤーはポイント&クリック形式で探索。特徴的な住人たちとの交流を通して、ユニークなストーリーを体験することになる。ミニゲームも用意されているようだ。


本作でプレイヤーは、Lilaという名の奇妙な女性に出会うことになる。彼女は手のひらで宇宙を創る能力をもっているといい、プレイヤーに宇宙を売ってくれるという。宇宙を創る力、また宇宙を買うとはどういうことなのか。ゲームを進めていくとこの謎が解き明かされていくようだ。また廃棄されたコロニーには、隠された真実が存在しているという。これらの謎を推理することも本作のゲームプレイになると見られる。


本作を手がけるのは、イタリアに拠点を置くTmesis Studioだ。本作はヨーロッパのSFコミックにインスパイアされており、アートワークだけでなくギミックもゲームに取り入れているとのこと。また本作開発元は、本作の前日譚となる『Universe For Sale – Prologue』をPC(Steam/itch.io)向けに2021年にリリースしている。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、62件中93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。ユーザー意見を見ると、同作が描く独特なストーリーやキャラが評価を受けている様子だ。またストアページによると同作のテーマは人間関係、および自己受容(ありのままの自分を受け入れること)だという。本編の物語もこうしたテーマのもと展開されるのだろう。

『Universe for Sale』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに現地時間11月16日発売予定だ。また前日譚となる『Universe For Sale – Prologue』は、PC(Steam/itch.io)向けに無料で配信中だ。