ローグライト推理ゲーム『探偵死神は誘う』正式発表。殺人犯の嘘を暴く論理的推理、カードの使いどころが事件解決に繋がる

 

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは9月10日、『探偵死神は誘う』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。あわせてトレイラーやSteamストアページなどが公開されている。


『探偵死神は誘う』は、ランダムに生成される殺人事件からカードを使って犯人を暴く、論理パズル要素を含むローグライト推理ゲームである。本作の舞台は、探偵死神なる存在が殺人犯に何かを執行する世界。空席が生じたことで、新たな探偵死神が生まれようとしていた。本作でプレイヤーは探偵死神となり、殺人事件を担当。容疑者の発言と向き合い、犯人を暴き続けることになるようだ。



探偵死神の扱う殺人事件では、犯人は必ず嘘をつき、それ以外のものは真実を話す。動画やスクリーンショットを見る限り、事件と相対した時点で探偵死神の前には、ボードと駒で表現された現場の状況や容疑者たちの証言が並んでいる。証言としては、容疑者たちは「犯人はAだ」「私は犯人ではない」といった犯人に直接繋がる証言などを口にするようだ。探偵死神は、容疑者たちの証言を手がかりに、事件を論理的に推理。犯人を特定していくのだろう。

また探偵死神は、カードの力によってサポートを得られる。具体的なカードの効果としては、カード「部屋」には特定の時間の部屋証言を引き出す、カード「死者」には執行済みも含めて証言を引き出す効果が用意されている。新たな証言を得る以外に、手札をすべて捨ててHPを回復するといったカードも存在するようだ。本作ではそうしたカードの力も駆使しながら、論理パズルとして展開される殺人事件から犯人を暴き出すわけだ。ただしカードは、使いすぎると難問で犯人を絞り込めなくなるかもしれないという。カードの使用タイミングも重要になるのだろう。

要素としては、本作では毎回事件の内容がランダムに設定される。スクリーンショットなどを見る限り、事件のあとはカードやリソースが得られるほか、ショップも用意されているなど、デッキの構築もおこなうようだ。


本作を手がけている静彼海は、個人開発者ぽりたんQ氏による国内の開発スタジオだ。同氏の過去作としては、言葉の通じない中でパズルに挑むフリーゲーム『+iQeI/Q-』や、水位を操作してろうそくに火を灯すアクションパズル『CANDLE UNDER WATER』などがリリースされている。

本作『探偵死神は誘う』においては、2021年頃より同氏のX(Twitter)アカウントで「探偵死神」などとして、開発中の進捗が公開されてきた。今回の発表では、本作の正式なタイトルやPLAYISMによるパブリッシングが明らかになったわけだ。プレスリリース内のコメントによれば、本作は推理、論理パズル、ローグライク、カードゲームの要素をかけあわせた作品。特に気合を入れたのはシステムとドット絵で、刺さる人にはすごく刺さる内容になっているそうだ。

また本作は、一般向けには9月23日より開催予定の「東京ゲームショウ2023」に出展予定。会場ではPLAYISMブースにてプレイテストが実施され、参加者にはオリジナルポストカードがプレゼントされるそうだ。

『探偵死神は誘う』は、PC(Steam)向けにリリース予定だ。