『ポケモンSV』新ポケモン「チャデス」発表。くさ・ゴーストタイプの和風ポケモン、ヤバチャとは別らしい

 

株式会社ポケモンは8月22日、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の大型DLC「ゼロの秘宝」に登場する新ポケモン「チャデス」を発表した。公開された映像では、活動弁士らしき老人が「ゼロの秘宝」の「前編・碧の仮面」の舞台であるキタカミの里に伝わる、チャデスにまつわる言い伝え写し絵芝居の映像と共に語っている。

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の大型DLC「ゼロの秘宝」は、「前編・碧の仮面」と「後編・藍の円盤」から構成されるDLCだ。「前編・碧の仮面」ではキタカミの里へ林間学校に参加し、「後編・藍の円盤」ではブルーベリー学園に交換留学する、パルデア地方を飛び出した新たな物語が描かれる。「前編・碧の仮面」は9月13日配信予定、「後編・藍の円盤」は2023年冬に配信予定だ。

本日発表されたチャデスは、キタカミの里の伝承となっているポケモンだ。チャデスは古くから使われていた茶入れに、茶人の無念が今も宿ってポケモンと化したゴーストタイプのポケモンであるそうだ。映像では、抹茶を振りかけることで割れたスマートフォンや湯飲みを直すことができる能力が確認できる。

ほかにも車のヘッドライトやデカヌチャンのハンマーを直すこともできるそう。さらに、抹茶の力で人の肌をきれいにすることもできるようだが、抹茶を吸い取るのと共に生気を吸い取るという、ゴーストタイプらしい能力もある。なお、キタカミの里では食べ物を粗末にするとチャデスに抹茶を振りかけられるという言い伝えも残されており、その言い伝えで子供たちをしつけるという。

また、先の言い伝えを語る映像のほか、紹介映像も合わせて公開されている。紹介映像によれば、チャデスはくさ・ゴーストタイプのポケモンで、「すいとる」を使用している様子が確認できる。さらに、公式サイトによると「おもてなし」という新しい特性を備えているとのこと。おもてなしは、登場した時に味方をもてなし、HPを少しだけ回復する効果があるようだ。ダブルバトルで有効そうな特性である。

ちなみに、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』には、ティーカップを模したヤバチャと、ティーポットを模したポットデスというポケモンが出現している。しかし、ヤバチャに生態は似ているが、まったく別のポケモンであるそうだ。一方、紹介映像ではチャデスとヤバチャが交流している様子も捉えられている。和と洋で違ってはいるものの、同じ茶器として通じるところがあるのかもしれない。

なお、このチャデスの発表を受け、SNSではチャデスだけではなく、まだ明らかになっていない進化後についても話題になっている。ヤバチャからポットデスへの進化を踏まえた上で、茶入れから急須に進化し、その名も「キュウスデス」になるのでは、という意見が散見される。その進化先がどうなるのか、「前編・碧の仮面」の配信を待ちたい。

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、Nintendo Switch向けに発売中。大型DLC「ゼロの秘宝」は、「前編・碧の仮面」が9月13日配信予定。「後編・藍の円盤」は、2023年冬配信予定だ。