オープンワールド旅するキッチンカーゲーム『Fruitbus』発表。“移動キッチン”で島を巡って食材あつめ、みんなのおなかと心を満たす

 

デベロッパーのKrillbite Studioは7月20日、キッチンカー・アドベンチャーゲーム『Fruitbus』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびコンソールで、2024年配信予定。

『Fruitbus』は、キッチンカーに乗ってGustumと呼ばれる島をめぐり、島民たちに料理を振る舞うアドベンチャーゲームだ。動物のような姿をした人々が暮らす島はオープンワールドで表現され、プレイヤーはキッチンカーを運転して自由に探索できる模様。また、作る料理はフルーツや野菜を材料とし、そうした食材は島に自生しているものを収穫して利用することになる。

キッチンカーを止めて店をオープンさせると、お客がやってきて料理を販売できる。作れる料理はキッチンカーの設備に依存し、お金を貯めてショップを訪れ、オーブンやミキサーなどの設備を購入することで、レシピの幅が広がっていくようだ。プレイヤーは自由なオリジナル料理を提供できるほか、島のご当地グルメレシピに挑戦などもできるとのこと。

そうして提供した料理を食べたお客からは、さまざまな反応が返ってくる模様。トレイラーでは、幸せいっぱいになったり、激辛だったのか頭から火を吹いたりといったお客のリアクションがみられる。本作では、料理がもつ力を通じてそれぞれのお客から物語を聞き出し、新たな料理の可能性を引き出していくことになるそうだ。


キッチンカーは内部の調理設備だけでなく、全体的な見た目のカスタマイズも可能。色を変えたり、デコレーションやエアロパーツを取り付けたり、タイヤを交換したり。音楽を流すこともできるようだ。そうしたキッチンカーの見た目によって、お客を惹きつけることができるとのこと。

また、キッチンカーで島を旅するなかでは、さまざまなアトラクションも楽しめるようだ。トレイラーでは、バスケットボールをプレイしたり、釣りをしたり、あるいはフリスビーを投げたりといったシーンが確認できる。フリスビーでは高い木に生っている果物を落としており、楽しみながら食材調達ができるということだろう。このほか、ガソリンスタンドで給油する場面もあり、旅を続けるうえでも、料理を販売してお金を稼ぐことが重要になるのかもしれない。


本作の開発元Krillbite Studioは、『Among the Sleep』や『Mosaic』といったアドベンチャーゲームなどで知られるデベロッパーだ。これまでどちらかというと暗くシリアスであったり幻想的であったりという作風を特徴としていたが、本作では一転して明るくかわいい世界観が採用されることとなった。

『Fruitbus』は、PC(Steam)およびコンソール向けに2024年配信予定だ。


国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。