対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』3種の新アクション公開。ガードへの打開策いろいろ、攻めが有利な仕様に


Cygamesは5月26日、『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(GBVSR)』の最新情報を公開した。同作には、新アクションとしてブレイブカウンター、レイジングストライク、レイジングチェインの3種類が登場。公式サイトや公式Twitterアカウントでは、動画付きでアクションが紹介されている。

『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』は、対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジー ヴァーサス(GBVS)』のシリーズ新作として開発中の、対戦格闘ゲームである。前作相当の『グランブルーファンタジー ヴァーサス』は、Cygamesより配信中のスマートフォン向けRPG『グランブルーファンタジー』を原作に、読み合いや立ち回りを重視した戦いが展開されてきた。プレイアブルキャラクターとしては、原作から主人公のグランやジータなどを始めとした24名が登場。またアクションRPG風のRPGモードや、ボタンと方向の組み合わせで必殺技(アビリティ)が出せる仕組みなども同作の特徴だろう。


本作『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』では、シンプルで覚えやすいゲームプレイといったコンセプトは変わらずに、シリーズの新作として開発されているという。これまでに公開されてきた情報としては、本作ではオンライン対戦に安定して遊びやすいロールバックネットコードを採用しているほか、異なるプラットフォーム間でも対戦できるクロスプレイに対応。プレイアブルキャラクターとして、前作の24名に加えてアニラおよびジークフリートの参戦が発表されている。また本作には新規要素が6種類存在。アビリティの強化版アルティメットアビリティや、ダッシュ状態から素早く攻撃する「ダッシュ攻撃」、連続攻撃のフィニッシュを下段/中段に派生できる新トリプルアタックなどが紹介されてきた。

今回の発表では新規アクションとして、ブレイブカウンター/レイジングストライク/レイジングチェインの3種類が公開された。ブレイブカウンターは、ヒットした相手を吹き飛ばし、相手の攻めを中断させられるアクションだ。ガード中、あるいはガードクラッシュ状態などから、ブレイブリーポイント(BP)を1消費すると発動可能。対戦においては、本アクションを中心とした駆け引きも生まれそうだ。

続いてレイジングストライクは、ガード硬直中の相手には効果を発揮しないものの、相手をガードクラッシュ状態にしつつBPを1減少させる新アクションだ。『GBVS』クリエイティブディレクターの福原哲也氏へのインタビューによると、レイジングストライクは奥義ゲージを消費して発動し、コンボに組み込むことも可能。ガードされてもガードクラッシュを誘発させるため、出し得な性能になっているという。インタビュー内では、本アクションも含めて、本作は全体的に攻めが強く、ガンガン攻撃したほうが有利になりやすい仕様になっているという。

またレイジングチェインは、レイジングストライク発動時に追加入力で追撃をしかける技となっている。奥義ゲージを大きく消費するものの、強引にコンボチャンスを作れるため非常に強力なアクションとされている。以前より公開されてきたアルティメットアビリティなども含め、新アクション群によって前作とは違った攻防が繰り広げられそうだ。

本作関連の情報としてはCygames Magazine内にて、先述の福原氏へのインタビューが公開された。同インタビューでは、2023年3月末から開催された「EVO Japan 2023」の振り返りを皮切りに、本作の内容にもコメントしている。具体的な情報としては、新キャラクター・ジークフリートには、連撃/投げ/当て身へ派生できる技や、HPを犠牲に3回まで重ねがけできる攻撃力アップ技が存在。本作では、前作よりも奥義ゲージが溜まりやすくなっているという。そのほかインタビュー内では、シリーズとしての『GBVS』が格闘ゲームの入門ポジションを目指していることや、本作の方針を決めたきっかけなども明かされている。興味のある人はチェックしておくといいだろう。

グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)向けに2023年発売予定だ。

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