『ARK 2』2024年末に配信延期へ。UE5での開発ノウハウを磨き、“これまでにないスケール”を目指す

 

Studio Wildcardは4月1日、『ARK 2』の配信を2024年末に延期すると発表した。また対応プラットフォームがPC(Steam/Microsoft Store)およびXbox Series X|S となることが伝えられている。

『ARK 2』は、2017年に正式リリースされたオープンワールドゲーム『ARK: Survival Evolved』(以下、ARK)の続編だ。『ARK』は、恐竜などの古代生物やモンスターが生息する謎の島を舞台に、サバイバル生活を送るサバイバルアクションゲーム。多彩なクラフト・建築要素に加えて、古代生物やモンスターを「テイム」して仲間にしつつ、育成して共闘できる点が特徴だ。

今回、『ARK 2』の配信が2024年末に延期されることが発表された。またあわせて対応プラットフォームがPC(Steam/Microsoft Store)およびXbox Series X|S となることが伝えられている。Xbox Game Passでも提供予定とのこと。本作はもともと2022年の配信が予告されていたが、2023年内に延期。今回さらに延期して配信予定時期が来年末に設定されたかたち。

発表にて開発元は、Unreal Engine 5(以下、UE5)の機能を最大限に活用し、これまでにないスケールのゲームを開発するとの目標を明かしている。延期の理由としては、エンジンについてより深く学び、次世代ゲーム開発に対応するためにワークフローの変更や開発パイプラインの調整がおこなわれたためとされている。


『ARK 2』のゲームプレイに関しては、来年お披露目になるとのこと。また今後数か月間は定期的に『ARK 2』の開発中アセットを披露しつつ、ユーザーに開発過程の情報を提供していくとのことだ。

なお延期とあわせて『ARK』の新世代機版『ARK: Survival Ascended』が発表され、2023年8月に発売されると告知された(関連記事)。こちらの対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)およびPS5/Xbox Series X|S。PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けには、『ARK 2』の予約購入とセットになった「ARK Respawned Bundle」として販売予定だそうだ。同バンドルには2024年に実施予定の『ARK 2』の1か月間のベータ版へのアクセス権も付属するとのこと。

『ARK 2』では前作からの大きな路線変更がなされるという。「ソウルライク」な戦闘、原始的な武器、“非常にシリアス”な作風などが採用されているとのこと。そのため前作ファンが前作を長く楽しめるようにとの配慮として、UE5版『ARK』を新世代機版として打ち出す意図もあるそうだ。

『ARK 2』はPC(Steam/Microsoft Store)およびXbox Series X|S向けに2024年末に発売予定だ。