オープンワールド・サバイバルクラフト『Omega Crafter』発表。仲間のもっちり小人をプログラムし作業を自動化

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国内テクノロジー企業のPreferred Networksは12月29日、オープンワールド・サバイバルクラフトゲーム『Omega Crafter』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年第4四半期に配信予定。


『Omega Crafter』は、“開発中のゲーム”を舞台にするオープンワールド・サバイバルクラフトゲームだ。オンライン協力プレイにも対応する。本作の世界には、石や木あるいは謎の素材などが存在し、それらをもとにしてクラフトが可能。武器や装備を作り、舞台となっているゲームに混乱をもたらしている敵たちを倒すことが目的となるようだ。また、クラフトによって拠点を構築し、街へと発展させていくこともできるという。

バトルでは、モンスターや動物が敵として登場し、剣や弓矢などを武器に戦うことになる模様。公開されたスクリーンショットでは、後述する仲間のグラミーも一緒に戦ってくれることがうかがえる。本作の世界は複数の環境で構成されており、それぞれの環境によって発見できる素材や、敵の種類が異なるとのこと。また、さまざまな秘密も隠されているそうだ。


ゲームを進めるなかでは、グラミーと呼ばれるキャラクターを仲間にすることができる。そしてプレイヤーは、グラミーの行動をプログラミングすることで、さまざまな作業を手伝ってもらうことが可能。たとえば、素材の採集や拠点の構築などをグラミーに任せて、プレイヤーは探索やバトルに集中するといったかたちで役割分担すると良さそうだ。

グラミーは、ビジュアルプログラミングによって行動を命令することができる。指定の場所でアイテムを拾わせて別の場所まで運ばせたり、作業台でクラフトをおこなわせたり。行動の繰り返しや試行、条件指定などを組み合わせて、特定の作業を自動化させることもできる。あらかじめ用意されたタグを並べていくだけでプログラムでき、プログラミングの知識がない人でも直感的に扱えるが、上手く効率的に作業させるには工夫が求められる仕組みとなる模様である。


本作の開発元Preferred Networksは、東京および米国カリフォルニアに拠点を置く人工知能技術の研究開発スタートアップ企業だ。産業向けの技術開発のほか、キャラクター生成プラットフォーム「Crypko」や、プログラミング教育サービス「Playgram」などを展開。「Playgram」でもビジュアルプログラミング要素が導入されており、本作はそれを活用しているのかもしれない。

『Omega Crafter』は、PC(Steam)向けに2023年第4四半期に配信予定だ。

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