『Portal』向け無料DLC「Portal with RTX」Steamにて12月8日配信へ。NVIDIAが手がけたレイトレーシング対応版

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NVIDIAは11月30日、『Portal』のPC(Steam)版向けDLC「Portal with RTX」を、12月8日に配信すると発表した。価格は無料。

『Portal』は、Valveが手がけた一人称視点パズルアクションゲームだ。Aperture Science社の研究施設を舞台に、壁や床などにポータルを開けることができるポータルガンと物理法則を駆使してステージを攻略する。


「Portal with RTX」は、NVIDIA Lightspeed Studiosが開発した『Portal』向けDLCだ。光の挙動をシミュレートするレイトレーシングのサポートによる、リアルなライティングシミュレーションが大きな特徴。また同社が提供する技術を活用し、高解像度のテクスチャや再構築された高品質モデルも導入され、ビジュアルが大きくアップグレードされている。

本作を楽しむには、レイトレーシングをサポートするGPUが必要となる。NVIDIAによると、レイトレーシングに対応したすべてのGPUと互換性があるとのこと。また、GeForce RTX 40シリーズGPUの場合はDLSS 3を利用できる。DLSS 3では、いわゆる超解像技術に加え、AIによって高品質な追加フレームを生成する技術にも対応。レイトレーシングのような負荷の大きな処理をおこないながらも、フレームレートを引き上げることができる仕組みだ。上に掲載したトレイラーでは、DLSS 3をON/OFFした場合のフレームレートの違いが紹介されている。


本DLC導入前後の比較


『Portal』向けのDLC「Portal with RTX」は、PC(Steam)にて12月8日に無料配信予定だ。公式サイトでは、NVIDIAのクラウドゲームサービスGeForce NOWへの対応についても言及されている。同サービスであれば、レイトレーシング対応GPUやPCを所有していなくても本作を楽しめるとのこと。日本での提供に関しては、運営元のソフトバンクやauからの発表を待ちたい。

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