ネコ農業スローライフ『Sprout Valley』正式発表。小さな島でのんびり生活&冒険

 

パブリッシャーのRedDeer.Gamesは10月4日、『Sprout Valley』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)およびNintendo Switch。現在Steam Nextフェス向けのデモ版も配信中。同イベントの開催期間は日本時間10月11日午前2時までとなっている。

『Sprout Valley』は農業シミュレーションゲームだ。舞台となるのはOstaraと呼ばれる地域の島々。主人公である猫のNicoは、平穏に暮らせる場所を求めてこの地の島にやってきた。Nicoは暮らしの中で友人と出会い、興味深い出来事を経験しながら、やがてOstaraの秘密を知ることになるという。本作は、現在開催中のSteam Nextフェス向けのデモ版も配信中だ。デモ版で確認できた内容を交えながらゲームプレイ内容を紹介していこう。

プレイヤーは手つかずの島で暮らしながら、資源を集め、生活の改善を目指していく。島には果実をつける木がいくつも生えているほか、土地を耕し植物を育てて収穫することもできる。周囲を海で囲まれたこの島では、釣りをすることも可能だ。ツルハシで邪魔な石を砕いたり、斧で不要な木を伐採することも可能。

そうして集めた資源は家の横に設置されたポスト(Mailbox)に入れることで売却することができる。資源の売却を続ければ家の隣にあるクラフトテーブルにて、さまざまなものをクラフトできるようになる。また家に配置されたカタログからはさまざまなものを購入可能で、家の拡張も可能となっている。


カタログでの購入などで入手可能なTravel Suppliesを持っていれば、ほかの島を冒険することもできる。ほかの島は冒険の度に自動生成され、配置されるオブジェクトなども変わるようだ。果物の木や茂みのほか、NPCが開いている店などが配置されていることも。貴重なアイテムを求めて旅を続けてみるのもいいだろう。農業やクラフト、冒険を重ねながら、島での暮らしをのんびりと続けていくのが本作の持ち味となりそうだ。

時間経過で昼夜が切り替わるシステムが採用されているほか、気象の移り変わりも存在。雨が降ると地面が濡れて作物への水やりが必要なくなるといったように、天候は島の環境にも影響する。天気や日によって起きるイベントも用意されているとのことだ。そのほか、世界にはSeed(世界生成の元となる値)が設定されており、将来的にはほかのプレイヤーと共有して島を再現し、プレイヤーベース全体で共有することができるようになるそうだ。


本作を手がけるのはポーランドを拠点とする個人開発者のVadzim Liakhovich氏だ。同氏はKickstarterにて今年の3月からプロジェクトを開始。45日間で1万2881ユーロ(約180万円)の資金を集め、Social Integrations(ソーシャル機能)実装のストレッチゴールを達成してクラウドファンディングが終了した。クラウドファンディングとあわせてitch.ioなどでデモ版も配信され、そちらもアップデートが続けられてきた経緯がある。

そしてこのたび本作は、Steam Nextフェス開催にあわせて正式発表。同イベント向けのデモ版も配信開始されたかたちだ。Steam Nextフェスは日本時間10月11日午前2時まで開催中。気になる人はこの機会にデモ版を遊んでみるといいだろう。

『Sprout Valley』はPC(Steam/itch.io)およびNintendo Switch向けに発売予定だ。