『スプラトゥーン3』のロッカーを使って、人々はボケずにいられない。オシャレもお笑いもできるギミックボックス

 

スプラトゥーン3』のロッカーカスタマイズが、SNS上で話題になっているようだ。Twitterでは連日トレンド入りしているほか、投稿が続々寄せられている。新要素ロッカーは、ギミックとしてもよくできており、オシャレにも大喜利にも使用できるようである。

ロッカーとは『スプラトゥーン3』にて登場した新要素だ。ロビー奥の更衣室に置かれており、バトルポッドの右側を進んでいけばたどり着けるだろう。ランク4になることで、ザッカ屋の開放にあわせて使用できるようになる。機能としては、現実のロッカーに近い。さまざまなアイテムをしまい込む場所。そう表現すればシンプルに聞こえるが、このロッカーをめぐって人々はさまざまなアイデアを表現しているようだ。


たとえばNインク切り抜き氏は、「空けたら呪われるアル中ロッカー」を作成し披露。積まれたのは白のボックスと大量の缶。上部には申し訳程度にブラスターがはめこまれている。缶はアルコールドリンクを表現しており、アルコール中毒者のロッカーというテーマを表現しているのだろう。

またモアイ像を中心に大きめの人形を鎮座させ、ちょっとしたオシャレをさせるという配置に興じる人もいるようだ。オーソドックスなボケ方としては、ロッカーをボムで埋め尽くすことで不穏さを滲ませるロッカー演出も可能である。あるいは、スプリンクラーやホクサイを組み合わせてトイレ感漂う雰囲気を演出するものも。そのほか特定のブキなどを敷き詰めることで特定のブキへの殺意を表現したりと、多種多様な表現が可能である。

面白いのは、ロッカー自体が単に物を敷き詰める物置ではない点。それぞれのアイテムにはサイズが設定されており、どのような配置で物を敷き詰めるかを考えるパズル要素となっている。さらにこのロッカー内には物理演算が導入されており、たとえば上から物を落とすとそのアイテムが転がり落ちていく。そのほか、支え台も自分でセットしたり、服はハンガーごとうまく引っ掛ける必要があったりと、アイテムごとの個性も存在。荷物管理と物理演算によるハプニング性、そして自由なカスタマイズ性がかけあわさり、蓋を開けると楽しいちょっとしたギミックボックスになっているわけだ。


また更衣室には、フレンドや戦ったことのある人のロッカーも飾られており、自分で投稿しなくてもゆるくロッカーを見せ合える。他人に見られるチャンスも多い分、凝ることも楽しい要素になっているだろう。もちろん、多くのロッカーはお笑い寄りではなくオシャレ寄りのものが多い。各々のセンスに舌を巻くことだろう。オシャレもお笑いもできるのが、ロッカーの魅力である。なおランクが上がっていくとロッカーにも変化が生じるので、ロッカー狂の方はランク上げに興じてみるといいかもしれない。


『スプラトゥーン3』は、Nintendo Switch向けに発売中。ロッカーはランク4から開放されるので留意あれ。



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