タイムトラベル型パズルゲーム『GOST of Time』発表。協力相手は過去の自分、託される命のバトン

インディーデベロッパーのIzHardは7月17日、『GOST of Time』を発表した。タイムトラベル要素を含んだトップダウン型パズルゲームだ。クローンの主人公がさまざまな死にざまを見せる。

インディーデベロッパーのIzHardは7月17日、トップダウン型パズルゲーム『GOST of Time』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム販売サイトitch.ioでは無料デモ版も配信されている。

『GOST of Time』はタイムトラベル要素を含んだトップダウン型のパズルゲームだ。主人公はクローン装置から目を覚ますと、“未来の主人公”を自称する老人からカプセルを回収するように命じられることとなる。プレイヤーは主人公であるクローンを操作。それぞれの ステージに存在するカプセルを回収したあとに、ゴール地点であるワープポイントを目指すこととなる。

本作において、プレイヤーのステージ内での行動はすべて記録される。そして、記録された行動は次のプレイにも反映されるのだ。たとえば、ドアを開けるための感圧スイッチの押下状態や、ステージ内に配置されたアイテムなどに及ぼした影響が残留する。クローンが何らかの方法で死亡すると、レベル開始時点まで時間が巻き戻され、次のクローンが出現。過去の自分が及ぼした影響の恩恵を受けながら、現在、そして未来のクローンたちを操作して、パズルを攻略していくこととなる。

クローンの死に方もさまざまだ。自決したり、敵のエサとなったり、罠に自らの屍を乗せておくなどクリエイティブな死に様も。自身の死、そして死体すらもキーアイテムとなるようだ。そのため、未来のクローンたちが自身の屍を乗り越えクリアできるように、“命のバトンをつなぐ”ようなプレイが可能となるようだ。


『GOST of Time』を手掛けるIzHardはカザフスタン、ウクライナ、ロシア、アメリカ合衆国などのクリエイターが集う、国際的なデベロッパーチームだ。過去には同スタジオが制作したゲーム『OVIVO』が、マイクロソフト主催の学生ITコンテストImagine Cup 2015のゲーム部門において、大賞に輝くなどの功績をあげている。


『GOST of Time』はPC(Steam)向けに今年発売予定だ。気になった方はitch.ioで配信中のデモ版をプレイしてみてはいかがだろう。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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