お手軽ド派手ローグライト『Time Wasters』好評のうちに正式リリース。“クリッカー系インフレ要素入り”『Vampire Survivors』ライクゲーム

 

Proton Studioは9月26日、『Time Wasters』を正式リリースした。同作は今年3月11日より、Steamにて一般向け早期アクセス配信を開始。Steamユーザーレビューにて多くの好評を受けつつの正式リリースデビューとなっている。

『Time Wasters』は、いわゆる『Vampire Survivors』系ゲームに分類される見下ろし視点シューティングだ。本作でプレイヤーは、それぞれが違う攻撃手段をもったさまざまな「キャプテン」を選択。SF的な世界観の中、敵が大挙をなして襲いかかってくるのを迎撃し、経験値が一定貯まるごとに得られるパワーアップを選択して、激化する戦闘をくぐり抜けていく。

とはいえ、本作ではただ1名のキャプテンがアンロックされただけの初期状態からスタート。迫りくる敵の数も尋常ではなく、初期のうちは一定ウェーブで成すすべもなく敵に取り囲まれ、ゲームオーバーとなるだろう。そこでプレイヤーは、周回を持ち越して利用できるTime CubesやSpace Cubesと呼ばれるリソースを使い、キャラなどの能力を強化し便利機能をアンロック。プレイ中に特定の目標をクリアすることで、新たなキャプテンのアンロックや特殊な能力強化も進んでいく。周回を繰り返しながら戦力をどんどん高めていくわけだ。


本作は一部プレイヤーに向けたテスト的配信の後、今年3月11日からSteamにて正式に早期アクセス配信を開始。リリース直後から高い評価を得ており、本稿執筆時点での全期間ユーザーレビューは1482件中91%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。また、直近30日間でも77件中89%が好評と、上々の評価を受けている。ビジュアル面の派手さや、頻繁なコンテンツ追加などが好評となっているようだ。また、本作開発元であるProton Studioの既存ファンによる好評も多分に含まれているかもしれない。


というのも、Proton Studioは過去に無料クリッカーゲーム『Time Clickers』や、放置&マルチ協力プレイ可能なクリッカー系シューティングゲーム『Time Warpers』などで人気を博していた。いずれもSteamにて多数レビューを集め、「非常に好評」ステータスを獲得する作品である。いずれの作品も、リセット周回強化を繰り返していくごとにどんどん戦闘力がインフレしていくゲームメカニクスを採用していた。本作『Time Wasters』においても同様の設計は盛り込まれており、これが『Vampire Survivors』的なゲームプレイループと噛み合って評価された側面もあるだろう。

『Time Wasters』はPC(Steam)向けに配信中。現在はスペシャルプロモーションとして、10月3日まで20%オフの464円で販売中だ。