横スクロールハクスラRPG『Greedventory』発表。荒廃した世界の生き残りは、暴力とマウスさばき次第


パブリッシャーのNordcurrent Labsは6月12日、デジタルゲームイベント「Guerrilla Collective」にて、『Greedventory』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。

『Greedventory』は、横スクロール式のRPGだ。奥行きの表現もみられ、ベルトスクロールのようなマップが特徴的。本作では、マウスさばきが重要となる、特徴的な戦闘システムが採用されている。罠の回避などのアクション要素や、装備品やアイテム収集といったハック&スラッシュ要素も楽しめるようだ。また、緻密なピクセルアートで描かれたグラフィックや、独特なユーモアにあふれた血生臭い世界観も、本作の特徴となる。


舞台となるのは、魔法のアーティファクトがありふれたものとして存在するファンタジー世界だ。しかし、この世界のアーティファクトは、The Igneous Sigil Brotherhoodと呼ばれる集団に牛耳られてしまった。プレイヤーは独占されたアーティファクトを取り戻すべく、彼らに戦いを挑む。

本作の大きな特徴は、マウスを用いた戦闘システムだ。攻撃・防御・パリィなどはボタン/キー入力ではなく、マウスカーソルの動きによっておこなう。トレイラーでも、切りつけるようなカーソルの動きで敵にダメージを与え、敵からの投てき物をマウス操作で弾き飛ばす様子が確認できる。戦闘にミニゲーム要素が存在しており、そのミニゲームをマウスでおこなうというシステムだろう。素早い反応がプレイヤーの生死を分ける、緊張感あふれる戦闘が楽しめそうだ。

また、より良い武器や防具を求めて装備品を収集する、ハック&スラッシュ要素も採用されている。魔法の力を付与して、装備を強化することもできるそうだ。こだわりの装備による強力な一撃で、相手を容赦なく叩きのめそう。


本作を手がけるのは、ウクライナのハルキウを拠点とするBlack Tower Basementだ。戦争中にもかかわらず、本作の開発は懸命に続けられている。同スタジオにとって本作は初の自社タイトルとなるものの、独自の戦闘システム・グラフィック・世界観など、魅力的な要素を数多く備えている。意欲的な処女作の完成を心待ちにしたい。

『Greedventory』は、PC(Steam/GOG.com)向けに発売予定だ。


なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。