オープンワールドサバイバル『ダイイングライト2 ステイヒューマン』同時接続プレイヤー数が一時50万人を超えるなど好調。開発元はバグ修正に取り組む

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デベロッパーのTechlandが手がけたオープンワールドアクションRPG『ダイイングライト2 ステイヒューマン』が、大きな人気を獲得しているようだ。本作は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに2月4日に発売された。

『ダイイングライト2 ステイヒューマン』は、2015年発売の『Dying Light(ダイイングライト)』の続編だ。さまざまな生存者勢力やゾンビが存在する、文明崩壊後の広大な世界シティを舞台とし、プレイヤーはおなじみのパルクールアクションや武器改造、また新たなアクションなどを駆使しながら、生き残りをかけて戦う。

本作のリードデザイナーTymon Smektała氏によると、2月6日午後1時頃に、本作の同時接続プレイヤー数が50万人に達したという。これは全プラットフォームを合計した数字だろう。同時刻のSteam版の同時接続プレイヤーは約21万人だったことから(SteamDB)、本作のおよそ4割のプレイヤーがSteamにてプレイしていたようだ。

ちなみにこの時間帯は、Steam版における同時接続プレイヤー数の推移としては、いわゆるグラフの“谷”に入ったところであり、その後プレイヤー数は上昇。現在までの最高記録となる、約27万5000人にまで達した。これはSteam全体では同日の5位に位置し、4位の『Apex Legends』との差はわずかという数字である。

また本作のSteam版に関連しては、非公式データベース情報サイトSteamDBが、2月6日までの1週間のSteamの売り上げランキング(金額ベース)を公開。トップ10に本作がバージョン別に6本入るという異様なランキングとなった。ちょうど本作の発売日をまたいだことから、Steamのバックエンドでは予約分と発売後の分が別に集計されたのだ。そして、通常版・Deluxe版・Ultimate版がトップ3に輝いている。おそらくトップ3は予約分のものだろう。

さらに米国PlayStation Storeでも、現在PS5版がダウンロード数1位になっており、売れ行きは好調のようだ。本作について開発元は、今後5年間はサポートしコンテンツを追加していく計画だとしており(記事)、それに向けて良い滑り出しとなったといえそうだ。

一方で前出のSmektała氏は、本作のプレイヤーの大部分は良いゲーム体験を得られているものの、技術的な問題の影響を受けているプレイヤーもいるとコメント。フィードバックに耳を傾けながら、改善に努めていると述べている。

開発元Techlandは2月7日に、本作の改善予定内容をプラットフォーム別に発表している。まずPC版については、ゲームがクラッシュするバグや、画面がブラックアウトするバグ、貴重品を売却できないバグなどの修正がまもなくおこなわれる。また、マウスのキーバインドに関する問題や、死のループに陥る特定の問題、クエスト「疫病の印」におけるビジュアル面のバグなどの修正については、現在取り組んでいるところだそうだ。

コンソール版については、オンライン協力プレイの接続が切断される問題や、ゲームがクラッシュするバグ、協力プレイ時に敵が死なないことがある問題などの修正について準備ができており、遅くとも来週中頃には各プラットフォームホルダーに提出するとのこと。PS5版で稀に発生する画面のチラつきの修正や、Xbox Series X向けの60fpsを超える可変リフレッシュレートモードの追加も含まれる。

コンソール版向けの今後対応予定の項目としては、ストーリー進行を妨げるバグの修正や、モーションブラーなどのグラフィック設定への追加などが挙げられている。また全プラットフォームにおいて、任意に英語ボイスを選択できるようにすることも計画されているそうだ。

*国内PS4/PS5版では、ゲームプレイ中に音声・字幕が消える不具合が確認されており、こちらも修正対応中。当面の対処法として、ゲームを再起動することが案内されている。

『ダイイングライト2 ステイヒューマン』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。クラウドバージョンとして提供されるNintendo Switch版は発売が延期されており、今後6か月以内には発売されるとのこと。

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