『原神』のリーク情報をめぐり、miHoYoが中国動画サイト大手bilibiliを告訴。リーカーの取り締まりを本格化か

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miHoYoは9月6日、中国の動画プラットフォームbilibiliの運営会社、上海寛娯数碼科技有限公司を告訴したようだ。本件は、『原神』における事前情報リーク取り締まりの一環であるという。現地メディア雪球および海外メディアDualShockersが報じている。 

miHoYoは昨年より、『原神』における新バージョン情報をリークしたプレイヤーに対し厳しい措置をとっている。2020年11月には、バージョン1.2のクローズドベータテスト情報をリークしたプレイヤーに対し、法的措置をとったことが伝えられた(関連記事)。また公式からの情報開示方法を工夫することによっても、リーク対策をおこなっている。神里綾香などバージョン2.0にて実装されたキャラクターは、配信の約3週間前から事前に告知。バージョン2.1、2.2に先立っても、それぞれ新規実装されるキャラクターが公式より予告されてきた。ただし公式のこうした動きを受けても、再ピックアップなどの情報はリーカーによる曝露が続いている。そこでmiHoYoはリーカー取り締まりの一環として、bilibiliを告訴したかたちだ。 
 

 
今回の訴訟は、必ずしもmiHoYoとbilibiliの関係性悪化を示すものではないという。本件について、弁護士の夏林飞氏が雪球にコメントを寄せている。miHoYoがbilibiliを告訴する目的としては、『原神』の情報をリークしたユーザーの情報を開示させ、そののちにリーカー当人を起訴するためである可能性が高いという。 

通常、bilibiliなどのプラットフォームは、権利者から申し立てを受けた後、権利侵害の疑いのある情報を権利者へ開示する場合がある。ただし一部のケースでは、個人情報の保護に基づいて、権利者に対してユーザーの情報を直接開示することができないとのこと。したがってこうした場合、権利者はプラットフォームを告訴し、裁判上の手続きとしてユーザーの情報を求める必要があるのだという。 

今回miHoYoがターゲットとしているリーカーは、『原神』のクローズドベータテストに参加し、bilibiliにて実況者として活動しているユーザーなどだ。bilibiliをはじめとする中国のネットサービスは、事前に身分情報を入力してアカウントを作成することとなっている。そのためbilibiliが保有しているリーカーの個人情報開示を求めるため、miHoYoがあくまで法的なプロセスとしてbilibiliを告訴したかたちだ。つまり、このままbilibiliへの賠償請求などにつながる可能性は低い。実際に法廷にもち込まれる前にbilibiliから情報が開示され、和解につながる可能性が高そうだ。miHoYoとしてはbilibiliから情報が開示されしだい、リーカー当人を告訴したい考えだろう。 
 

 
『原神』は9月1日にVer.2.1「韶光撫月の浮世」が配信されたばかり。今後のコンテンツ配信を前に、リーカー対策に向けて本格的な動きを見せるようだ。『原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信中である。 

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