人見知り少女のフシギADV『すみれの空』Nintendo Switch向けに5月リリースへ。友情に愛情に仕返し、願いを叶えて“とびっきりの1日”を思い描こう

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GameTomoは4月15日、アドベンチャーゲーム『すみれの空』を5月27日にNintendo Switch向けにリリースすると発表した。任天堂の公式情報番組「Indie World 2021.4.15」にて明かされたかたちだ。価格は税込1480円。なお本作は、PC(Steam)向けにもリリース予定となっている。 
 

 
『すみれの空』の主人公は、とある山村に住まう人見知りの少女「スミレ」。ある日、大好きなおばあちゃんを失ったスミレは、イタズラ好きな花の精霊と約束を交わす。その約束とは、おばあちゃんにもう1度会うために、花の精霊にとびっきりの1日を見せること。約束の期限は今日という1日限りだ。スミレは自身が持つノートに書かれたメモを頼りに、旅先で出会う人々、そして少女自身の願いを叶える冒険へと旅立つ。やがて、空がすみれ色に染まる夕暮れ時には、積み重ねたすべての選択が実を結ぶという。 

スミレが冒険する神秘的な山村は、水彩画のようなやわらかく色鮮やかなタッチで描かれている。藤の木の花びらが舞い、満天の星空が輝く情緒ある風景は見所といえる。これらは一見すると2Dイラストのようにも見えるが、奥行きがあり、手前へ奥へと自由に散策することができる。各地を隅々まで散策することでアイテムが見つかることも。美しい風景を楽しみつつ、隠されたアクティビティを探すことも楽しみのひとつといえるだろう。 
 

 

 
旅先では、個性豊かな人々や生き物たちに出会う。スミレは不思議な力を持っているようで、ネコやカメといった動物たち、さらにはお地蔵さんやカカシとも話すことができる。「~だべ」と訛っているカカシや、「こ」「ん」「に」「ち」「は」と一文字ずつしか喋らないカメなど、ユーモアあるキャラ付けは味わい深い。そうしたキャラクターたちと話しているうちに、スミレは「たのまれごと」を引き受ける。散策中に見つけたアイテムやコインなどを渡して、それぞれが持つ願いを叶えてあげよう。なおゲーム内には、「だるまさんが転んだ」のようなちょっとしたミニゲームも盛り込まれている。 
 

 
本作最大の魅力はストーリー・アドベンチャーゲームと称されているように、スミレの物語にあるだろう。穏やかなチルサウンドや温かみのあるビジュアルからは“正統派の感動物語”を連想させる本作だが、体験版をプレイしてみると少し印象が変わる。スミレのノートに書かれた自身のやりたいことリストに存在する「(裏切った親友の)チエにやり返す」という項目。度々道中で出会うカラスやコインを支払って渡る川といった、死後の世界を連想させる演出。そしてスミレが会いたがっているおばあちゃんの存在。これらの描写からは、死生観を仄めかす異質な雰囲気が感じられる。人見知りの少女と花の精霊が織りなす不思議な物語が、どのような結末に向かうのか気になるところだ。物語の一端を自身で確かめてみたいという方は、Steamにて配信中の体験版をプレイしてみてほしい。 

『すみれの空』は、Nintendo Switch向けに5月27日リリース予定だ。 

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