高難度人気ローグライクRPG『Stoneshard』日本語対応。愛された非公式翻訳が公式日本語として実装

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パブリッシャーHypeTrain Digitalは11月5日、『Stoneshard』を日本語に対応させたことを発表した。『Stoneshard』は現在Steamにて早期アクセス配信中のターン制RPG。販売/開発元はかねてから日本ユーザーにラブコールをおくっていたが、はれて公式な日本語が実装されている。


『Stoneshard』は、ターン制システムを採用するダンジョンRPG。プレイヤーは、過酷な中世の王国を舞台に、キャラバンを率いてモンスターの軍勢に立ち向かうこととなる。危険なダンジョンをめぐり、お宝を獲得するのだ。本作は自動生成ダンジョンやパーマデス、ターン制といったローグライク要素で構成されているほか、正気度なるパラメータが存在。正気が失われると病気を患うリスクが上昇したり、発狂したりとステータスに異常が生じる。ターン制の戦闘に、ケガや正気度の概念を加えることで、よりヒリついた探索が実現されている。

探索する場所はダンジョンに限られておらず、傭兵として各地を旅することも可能。アビリティとしては100種類以上、装備品は200種類以上が用意されている。装備を強化するために、トレハン生活に勤しむことも可能だ。酒場で言葉をかわし依頼を受けてもいいだろう。なお本作でセーブできるのは、基本的に睡眠時のみ。前述したように、死んでしまうとキャラクターが消滅するパーマデスシステムが採用されており、どんな時でも一瞬の油断が命とりになる。


『Stoneshard』は、配信前からハードコアRPGとして期待を集めており、Kickstarterキャンペーンは目標3万ドルに対して約10万ドルを獲得。今年2月より早期アクセス配信が開始され、すでに20万本以上を売り上げているという。尖りながらも魅力ある作品としてコミュニティからも愛されており、くらむ氏などを中心とした有志による非公式日本語化がなされており、こちらのローカライズの評価も高かった。ただ10月末にゲームのシステムの変更により、日本語化が適用できない状態となっていた。

このたびの公式日本語化は、前述したくらむ氏らによるものが採用されたようだ。つまり、有志訳が公式に採用されたかたち。しかしそのまま実装されたわけではないようで、公式化にあたっては一部の訳語を変更しているという。くらむ氏はプロ翻訳家になることを志望しているといい(Game*Spark)、志高い同氏のローカライズが公式にて楽しめるだろう。


なお今回のアップデートに際しては、日本語公式実装のほか、数多くのバグが修正。HypeTrain Digitalは11月4日よりパブリッシャーセールを実施しており、11月10日までは25%オフの1492円でゲームが手に入る。『Stoneshard』は早期アクセス配信タイトルということで、開発はまだ道半ば。9月に大型アップデートが実施されたものの、完成には程遠い。コンテンツの増加にあたって価格を引き上げていくと公言されているので、日本語化対応に際して本作を今購入しておくといいかもしれない。


『Stoneshard』は、Steamにて早期アクセス配信中だ。将来的には、PS4/Xbox One/Nintendo Switchでのリリースも予定されている。

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