サンドボックス作品『クラフトピア』平日の毎日更新は終了へ。より効率的に開発を進めるべく、週次更新に

 

国内のインディーゲームデベロッパー・ポケットペアは9月25日、『クラフトピア』の開発体制および更新頻度に関するお知らせを、Steam内にて公開した。早期アクセス配信開始以降『クラフトピア』では、平日の連続アップデートが行われてきたが、以降は毎日更新ではなく週次更新を目指して開発が続けられていくという。

延期やクローズドアルファテストを経て、9月4日に早期アクセス配信が開始された『クラフトピア』。わずか3週間前にリリースされたばかりだが、同作ではこれまでに10回以上のアップデートにより、多数のバグ修正や機能改善、新アイテムの追加が行われてきた。

具体的には、湧き潰しができる魔除けの旗、自動的にアイテムを回収するアブソーバー、チェストの中身を吐き出すドロッパー、上位チェストといった機能つきのアイテム。石、レンガ、遺跡、トタン、木目調、古びたレンガ、しっくい、うろこ、SF、わら葺きといった壁の種類(一部は床や屋根なども)の追加。木の窓枠、木のドア枠、木のドア、木のアーチなどの追加。修正や改善などでは、島Lvに応じた敵への補正の導入、空腹ダメージによる死亡の廃止、市場の売却タイミングの増加、自動セーブ時にマップ移動を行うと建物が消失してしまうバグの修正や、プレイヤーが発電機を回すことによる発電への対応などが、アップデートによって行われている。

毎日更新は開発チームの持つ、1秒でも早くプレイヤーに新しいコンテンツを味わってほしい気持ちと、『クラフトピア』にかける情熱が本物だということを伝えたい気持ちを原動力に行われてきた。しかし、アップデートを配信するためには、アップデート内容の開発だけでなく、開発以外の作業も必要になる。ポケットペアによるSteam内の投稿によると、現在の毎日更新では特に、翻訳、更新文の準備、更新文の翻訳、テストに無視できない時間がかかっており、週次更新に切り替え、これらにかかっていた工数が削減されることで、効率的な開発体制で開発できるようになるそうだ。また、現在テストをプレイヤーに行ってもらっており、プレイヤーへ大きな負担がかかっていることや、毎日更新を望まないプレイヤーの存在も理由として挙げられている。

今後は、一般プレイヤー向けの安定バージョン、ある程度『クラフトピア』に慣れたプレイヤー向けのbetaバージョン、一部の詳しいプレイヤーに向けた致命的なバグを含んでいる可能性もあるalpha-unstableバージョン の3バージョンに分類してリリースが行われる。アップデート頻度は、安定版が毎週から毎月、beta版が毎週から隔週、alpha-unstable版が毎日から数日に1度。また、アップデート頻度とは関係なく、重大なバグ報告があればできる限り早く修正パッチがリリースされる。

開発チーム、プレイヤー双方の熱量に支えられて毎日更新が続けられてきたが、ロードマップも公開予定であり、今後も変わらず同作のアップデートには期待できそうだ。なお、現在『クラフトピア』の開発は4人+α程度の人数で行われている。開発体制の強化も行われており、開発者・PMも少数募集しているという。

『クラフトピア』は、Steamにて2570円で早期アクセス配信中だ。