地獄ハーレム倉庫番『Helltaker』Steamで無料配信中、日本語Modも登場。おびただしい流血の果てに悪魔の女の子とイチャつこう

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インディーゲーム翻訳者の陽炎01型氏は5月16日、ポーランドのクリエイターvanripperことŁukasz Piskorz氏によるパズルゲーム『Helltaker』の日本語翻訳Modを公開した。『Helltaker』は今月11日にリリースされたばかりの新作で、SteamにてWindows向けに無料で配布されている。

主人公はガタイのいい中年の男だ。ある日、彼は混沌とした夢で目を覚ます。その夢とはすなわち、地獄の悪魔の女の子たちでハーレムをつくるというもの。啓示を受けた彼は屈強な身体に白スーツをパリッと着込み、地獄へと降り立っていく。すべては悪魔の女の子とイチャつくために。

本作のシステムは『倉庫番』をベースとしたものとなっている。マップの最奥にはヒロインがいて、そこにたどり着くまでには決まったターン内でマップ内の障害物を排除していかなくてはならない。前方向にだけ押せるベーシックな岩石や、何度も蹴飛ばすことで粉砕することができるスケルトンなどを利用して、女の子までの道筋をつくり出そう。また中盤からは、踏むことでダメージ(ターン数の減少)を受けるトゲのトラップも登場。レベルが進むにつれ、じっくり考えるマップが増えていく。

ただし本作はパズルの苦手なプレイヤーへのサポートも手厚い。行き詰まってからのリスタートはワンタッチで可能で、かなりスムーズに周回ができる。またステージごとにヒントも充実。仲間の女の子たちが会話劇を展開しながら役立つ(ときに役に立たない)情報を教えてくれる。そして最大の特徴は、どうしても詰まったらメニュー画面から「パズルをスキップ」できてしまうこと。ややこしい難題はすっ飛ばして、女の子との会話パートだけを楽しむことができる。

『キャサリン・フルボディ』でも実装されていたパズルスキップ機能だが、本作でも実装されているのはやはり「女の子との会話」に力を入れているがゆえだろう。カートゥーン風味のアートワークで描かれた女の子たちは、いずれも通常のギャルゲーとは一線を画した尖った個性のヒロインばかり。毒舌でシミュゲーオタクの「マリーナ」や地獄を統べるカリスマの「ルシファー」など、アクの強い女の子たちをハーレムに迎えるための交渉が描かれる。 なお女の子との会話に失敗すると、主人公は殺害される。

本作の日本語化Modを手がけたのは、数々のインディーゲーム翻訳を手掛けてきた陽炎01型氏だ。これまで『VA-11 HALL-A』プロトタイプ版の吹き替えModや、エイプリルフールコンテンツ『VA-11 HALL-A KIDS』などの日本語化Modも手がけている。リリース日に『Helltaker』をプレイしたという陽炎01型氏は、すぐにPiskorz氏へ翻訳を打診。翌土曜日にはPiskorz氏の手により、有志翻訳者に向けたテキストファイルが用意されたとのことだ(これによりドイツ語・ロシア語訳が爆速で誕生したという)。実際の翻訳作業にあたって、テキストファイルだけではどれが誰のセリフかわからないため、英語版を動かしながら台詞をチェックして作業を進めたそうだ。苦労したのは文字のレイアウトで、日本語の文字サイズがやたら大きく、改行の位置を調整するのに難儀したという。女の子のイメージについては初回プレイ時にメモを作っていたため、それほど悩まずキャラクターづけができたとのことだ。

こうした陽炎01型氏の仕事の結果、一癖も二癖もあるキャラクターの魅力は余すところなく翻訳版にすくい上げられている。多くの女の子が「ボクっ娘」「俺女」になっていたり、天国からやってきた「アザゼル」が「〜であります」と軍人調の語尾になっていたり、日本語ならではのアレンジも見ものだ。なおSteamのディスカッションによると、「好色悪魔のモデウス」のセリフには頭を悩ませた模様。原文では「キミとあたし。今すぐ(×××しよう)。」という直球なニュアンスの言葉になっているが、最終的に日本語ではもう少し「におわせ」る仕上がりとなったようだ。

じっくり頭を悩ませるパズルとともに、突き抜けた個性の女の子とのハーレムを楽しめる本作。終盤にはアクション要素も強まるため飽きのこないプレイになるだろう。『Helltaker』はSteamにて無料で入手することが可能だ。作者に投げ銭をしたい人は1010円で販売されているアートブック(+パンケーキのレシピ)を購入するといいだろう。また陽炎01型氏による日本語化ModはこちらからDropbox経由でダウンロードすることができる。同梱のテキストファイルの指示に従って導入しよう。

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