『グランブルーファンタジー ヴァーサス』Ver1.11配信開始。ナルメア・ベルゼバブ追加のほか、ガード仕様の変更など調整多数


Cygamesは3月3日、『グランブルーファンタジー ヴァーサス(以下、GBVS)』にてアップデートを実施した。今回のアップデートでは、ベルゼバブ及びナルメアがプレイアブルキャラクターとして登場するほか、ガードボタンを含めた一部の仕様や不具合の修正が実施。バランス調整については、4月上旬に配信予定のVer1.20にて一部キャラクターの通常技対空などが調整されるという。

今回プレイアブルキャラクターとして登場したベルゼバブは、数千年前に空の世界を侵略した星の民の1人で、パンデモニウムに封印されていた人物。堕天司ベリアルによって封印から解き放たれ、すべての世界を統一しようと目論んでいる。

羽根を飛ばして攻撃する「ブラックフライ」、バリアを展開する無敵技「ランジュラン・フィールド」、相手を引き寄せる飛び道具「カルマ」、空中からの突進技「ユニソニック」、前方にワープする「シャドウムーヴ」を持ち、足は遅いものの技が揃っているようだ。

もう一体の追加キャラクターナルメアは、武芸と魔法を融合させた独自の剣術の使い手。戦いの最中は冷静だが、認めてもらえた相手には子犬のようになついたり、面倒見の良さも持ち合わせる低身長の女性キャラクターだ。

本作では、源氏と神楽、特殊技を使って2種類の構えをチャンジしながら戦うキャラクターとして登場。源氏には、リーチの長い居合技「刹那」、無敵付きの「万里一空」、移動技「泡沫」が用意されている。神楽には、突進技「鏡花水月」、ガード判定があり攻撃を受け止めると反撃する「夢幻神楽」、飛び上がって斬撃を放つ「繊月」が搭載。また、構えを切り替えると、アビリティだけでなく通常技も変化する。今回実装された2名は、共にDLCとして販売されているほか、ベルゼバブについてはRPGモードのクリアでも使用可能になる。

先日『GBVS』公式Twitterで「特定のタイミングでガードボタンを利用することで、一部アクションが本来想定していない挙動を起こす不具合」を修正すると発表されていたとおり、アップデート情報によればガードの仕様が一部変更。事前ガードモーション中のガードボタンの入力優先順位が、通常時と同じになるように修正が行われており、これによってガードボタンと攻撃ボタンを同時に押し、相手の行動にあわせて技が出るようなテクニックについては、表記どおりなら修正されたことだろう。暗転中に飛び道具が移動する現象や、その場受け身及び後方受け身終了時に投げ無敵がなかった点を含め、多数の不具合もあわせて修正されている。

また、追加キャラクター以外にも「カラーパック4~6」及び「システムボイスパック1~3」が新しいコンテンツとして登場している。「カラーパック4~6」は、ベルゼバブ、ナルメア、ジータなど、シーズン1で追加予定となっている5キャラクター分の追加カラーを収録。各カラーパックセットには4種類5キャラクター分のカラーが入っており、ゲーム中で解放できるカラーパックセット4が110円、5と6については385円で販売されている。

システムボイスパックは、ゲーム中に流れるシステムボイスを各キャラクターの声へと変更するもの。単に声が変化するだけでなく、たとえばベルゼバブを設定すると各キャラクターのことをコバエと呼んだり、グランが「騎空艇グランサイファー甲板」を僕らの船と言ったりなど、キャラクターやステージ選択時のセリフなどが、各キャラクターらしいものへと置き換わる。各メニューのガイドメッセージも変化し、かなりのボイス量が収録されているようだ。4キャラクターずつを収録した個別版が990円、今後配信予定のシステムボイスパック4も含めたシステムボイスパックセット1が3080円で販売中だ。

そのほか、ベルゼバブとナルメアの武器スキン及びBGM、RPGモードへのクエスト/武器/トレジャーの追加、トレーニングモードの反撃設定にニュートラルの追加、タクティクスモードへのベルゼバブ・ナルメア関連ミッションの追加などもあわせて実装されている。

GBVS』は、Cygamesが企画・制作、アークシステムワークスが開発を手がける2D対戦格闘ゲーム。Cygamesが配信中のRPG『グランブルーファンタジー』を原作に、アクションRPGとしても遊べるRPGモードも搭載した作品だ。PlayStation 4用として通常版が税別6980円で販売中。日本時間で3月14日には、全世界に向けてSteam版も発売予定となっている。