ハチャメチャ手術シム続編『Surgeon Simulator 2』発表。前作から大幅拡張したゲームプレイ、協力プレイにも対応か


イギリスのインディースタジオBossa Studiosは12月13日、The Game Awards 2019の開催に合わせて『Surgeon Simulator 2』をPC向けに発表した。Epic Gamesストアにて2020年発売予定。本作は、2013年に発売された手術シミュレーションゲーム『Surgeon Simulator』の続編だ。

前作『Surgeon Simulator』は、臓器や目、脳などの移植手術を一人称視点にておこなう作品だった。横たわった患者の周りにはさまざまな手術道具が用意されており、主人公の手を動かして道具を掴み手術する。たとえば腎臓を移植するには、まずハンマーなどを使って肋骨を砕き、手前にある邪魔な腸などはメスで切り裂きポイ。そして古い腎臓を取り外し、新たな腎臓を手に適切な場所に突っ込めば手術完了だ。

物理演算を使ったゲームプレイの自由度の高さが特徴だが、道具の扱いは非常にもどかしく、揺れる救急車の中や、無重力の宇宙空間で手術することもある。その結果、患者には大きな負担を強いることとなり、グロテスクでありながらも笑いを誘う作品として高く評価された。『Team Fortress 2』のヘビーや、ドナルド・トランプ米国大統領が患者として登場したことも話題となった。

今回発表された続編『Surgeon Simulator 2』については、どのようなゲームプレイとなるのか、まだほとんど明かされていない。公式サイトでは、前作の心臓にアドレナリンをぶっ込み、すべての面において新たなレベルに高めていると説明されている。また眼球移植の必要はないとか、4つのサプライズを用意しているという言葉も。

一方トレイラーでは、患者Bobの頭部がベルトコンベアに乗せられ巨大な施設内のさまざまな部屋を進んでいき、最終的に腕や脚と共に身体に雑に取り付けられている。医者には見えない4人の若者が手術台の前に立っていることから、最大4人での協力プレイに対応するのかもしれない。開発元Bossa Studiosはプレスリリースにて、真の共同作業(true co-operation)を提供するとコメントしている。また、本作でも手術がゲーム体験の中心にあることは変わりはないが、前作から大きな拡張を遂げるとのこと。どのようなゲームプレイとなるのか、続報には注目が集まる。