アクアリウムSLG『Biotope』Steamにて早期アクセス配信開始。リアルな水槽を描く管理シミュレーション

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パブリッシャー2tainmentは7月24日、『Biotope』をSteamにて早期アクセス配信開始した。ドイツのインディースタジオMBL Developmentが手掛ける『Biotope』は、リアル志向の水槽シミュレーションゲームだ。価格は2050円で、7月31日までは15%オフの1742円で販売されている。

『Biotope』は“ゲーム史上もっともリアルなアクアリウム”を目指すと謳っており、フォトリアルなビジュアルと緻密なシミュレーションで没入感をもたらしてくれる。プレイヤーは任意のリッターを選び、水槽を準備。石や藻をセットし、魚や植物の繁殖を進めていく。プレイヤーは魚たちが快適に生活できるように、さまざまな配慮を施し環境を整えなければならない。機材を動かしたり、ヒーターをセットし水温を調節していこう。

『Biotope』は、極めてリアルに化学的かつ生物学的な数値をシミュレートするという。水温から水素イオン指数に炭酸塩硬度。硝酸塩からアンモニウムまで、細かい数値を管理することで魚に快適な生活を提供する。備品についてもリアルさを追求している作品ということで、水中ポンプやランプにもこだわろう。直接的な管理だけでなく、水木や石の量で水質をコントロールする。水槽全体が環境なのだ。

水槽の品質やパフォーマンス、コンポーネントに応じて、水槽のエコシステム全体や耐久性が変化するという。水槽の状態に応じて、魚のストレス値が上下する。ストレス値が高い状態だとDNA値が最大へと近づいていき、低い状態が続くと病に陥るので、ストレス管理は重視したいところ。エサの投与量まで徹底的に管理するのだ。管理のかたわら、クエストを達成することで魚や備品の種類がアンロックされていく。そのほか、水槽を彩る多様な装飾品が用意されている。資金を得てより水槽を充実させていこう。

本作は全編英語(もしくはドイツ語)となっており、チュートリアルなどは存在するが、管理に関するテキストは英語。テキストアドベンチャーほどは苦労しないだろうが、システムを理解する上ではある程度読める能力や辞書を引くことが求められるので注意。早期アクセス期間は半年以上一年未満。ゲーム自体のコアはほとんど完成されており、今後最適化や要素の追加が進められるとのこと。幾度もの延期が重ねられてきたが、ついに発売された“リアル系”水槽シミュレーションゲームを遊んでみるといいだろう。

『Biotope』は、Steamにて早期アクセス販売中だ。

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国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)