当時のソニー子会社やBlizzard社にDDoS攻撃を仕掛けたハッカー集団のメンバー、懲役2年3か月の判決が下される

Daybreak Game Company(旧社名:Sony Online Entertainment)や、Blizzard Entertainmentの「Battle.net」などにDDoS攻撃を仕掛けたとして、米国ユタ州に住むAustin Thompson被告(23歳)に懲役2年、損害賠償9万5000ドル(約1000万円)の判決が連邦裁判所より下された(Daybreak Games Companyに対する損害賠償)。Thompson被告は容疑を認めている。本件についてはアメリカ合衆国司法省よりプレスリリースが発行されており、海外メディアのGamesIndustry.bizPolygonなどが報じている。

Thompson被告は「Derp Trolling」と呼ばれるハッキンググループの一員であり、2013年から2014年にかけて複数のゲーム会社を対象としたDDoS攻撃を仕掛けていた。DerpTrollingはTwitterアカウントより犯行声明をあげており、グループ全体としては『PlanetSide 2』『EverQuest II』『Guild War 2』『World of Tanks』『League of Legends』『Dota 2』といった個別タイトルからXbox LiveやBattle.netまで、幅広いサービスに対する攻撃成功報告を出していた。

Thompson被告が認めたのは、2013年12月から2014年1月にかけて仕掛けたDDoS攻撃。被害にあった各種サービスのサーバートラフィックを意図的に増大させ、利用停止に追い込んだことから、「保護されたコンピュータに対し意図的に損害を発生させた罪」に問われていた。上述したツイッターアカウントを使って事前・事後報告を行なっていたことも認めており、8月23日より刑期開始となる。

Daybreak Gamesは2014年、別のハッカーグループ「Lizard Squad」から爆弾予告を受けたこともある。当時(Sony Online Entertainment時代)の社長であったJohn Smedley氏が搭乗している飛行機に爆弾を仕掛けたと脅迫した事例であり、同社にとっては災難続きの1年だったといえる(Polygon)。

なおLizard Squadの方は、2014年12月にPlayStation NetworkとXbox Liveを停止させた容疑により広く知られていったグループ。これまでに複数の逮捕者が出ているほか、Lizard Squadが使用していたDDoS攻撃用のツール「Titanium Stresser」の開発者Adam Muddも、2017年に懲役2年の実刑判決を受けている(関連記事)。

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