Bethesda Softworksは3月26日、『Fallout 76』をSteamにて発売すると発表した。同作のPC版はこれまではSteamでは販売されず、Bethesda.netを介してのみ売るという、直販形式をとっていた(関連記事)。しかしながら、2019年中にSteamでもリリースされることになるようだ。そのほか、『RAGE 2』『Wolfenstein: Youngblood』『Wolfenstein: Cyberpilot』『DOOM Eternal』など、今年発売予定の新作群がSteamで発売されることも明かされている。
We’re pleased to announce that RAGE 2, Wolfenstein: Youngblood, Wolfenstein: Cyberpilot, and DOOM Eternal will be released on Steam as well as https://t.co/p0BARqmTBp. We will also be bringing Fallout 76 to Steam later this year.
— Bethesda (@bethesda) March 25, 2019
Bethesda Softworksが、『Fallout 76』の直販形態を採った当時はSteamのレベニューシェアが高いとの批判が高まっていた時期だ。Steamはその後、大型タイトルを優遇するレベニューシェアを提案し、Bethesdaが受け取れるゲームのロイヤリティは高まった(関連記事)。そうした改善を見て、主戦場に戻る決断をしたのかもしれない。もしくは、PC版『Fallout 76』のセールスが思うように伸びず、盤石のプレイヤーベースが存在するプラットフォームに帰還することを決断したのかもしれない。もしくは、そもそも『Fallout Shelter』のように、一年後のSteamリリースを見越してBethesda.netで先行販売していたのかもしれない。
Bethesdaは『Fallout』シリーズのほか、『RAGE 2』も直販形式を採ることを発表していた。今後の新作の直販路線を憂うファンも増えていたが、その路線を変更し、今後もSteamでゲームを販売していくことを強調した形だ。ライブ型サービスのゲームということで、アップデート次第では『Fallout 76』を遊びたいと考えるプレイヤーもいるはず。そうしたプレイヤーにとっては、Steamでのリリースは、ゲームをより買いやすくなることだろう。
【UPDATE 2019/3/26 7:45】
最終段落の『RAGE 2』の記述を修正しました。