メカ対戦アクション『OVERRIDE』正式発表、12月4日発売へ。巨大なロボットが東京などを舞台に荒々しく殴り合う

 

パブリッシャーModus Gamesは、『OVERRIDE: Mech City Brawl(以下、OVERRIDE)』を正式発表し、現地時間12月4日に発売することを発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/Steam。

『OVERRIDE』は、ブラジルのインディースタジオThe Balanceが手がけるロボット対戦ゲームだ。物理パワーによって動作するロボットWatchbotを操作する。プレイヤーは12体の個性の豊かな巨大なロボットから機体を選び、ライバルたちと戦う。それぞれ機体には、独自のプレイスタイル、スペシャルムーブ、決め技が用意されているので、自分に合ったロボを選ぼう。拳での殴り合いからビームの発射、オブジェクトの投げつけまで多彩な攻撃手段が用意されている。各ロボットはカスタマイズも可能だ。

一般的な格闘ゲームと同様に体力ゲージが用意されており、基本的には体力を削りきれば勝ちだ。ただ、本作は最大4人までのマルチプレイに対応しており、入り乱れて乱闘するといったハチャメチャなシチュエーションも。横ラインだけでなく3Dフィールドで戦うので、対戦アクションと表現したほうがいいかもしれない。マルチプレイはローカル(画面分割)・オンラインプレイに対応。最大4人でひとつのロボットを操作するモードも。個人戦・チーム戦で巨体を動かし殴り合うのだ。

本作は、現実世界を舞台にしており、東京やサンフランシスコ、エジプトやメキシコなど実在の街で戦いが繰り広げられる。物理演算が導入されており、激しい戦闘を繰り広げればビルなどが吹き飛ぶこともある。しかし、戦いには犠牲がつきものだ。さらに、ストーリーモードでは「エイリアン」と戦うという大義名分が存在する。正義のために世界の都市を破壊し、勝利をつかみとろう。

『OVERRIDE』は2014年から開発が進められており、The Balanceは一度Kickstarterにて資金を募るもののキャンペーンに失敗。しかし開発チームはそこで諦めず、ゲーム開発を続け、『Extinction』をリリースしたModus Gamesと契約し改めて正式発表に至った。Unreal Engine 4で描かれる美しいグラフィックはそのままに、破天荒さは増している。『新世紀エヴァンゲリオン』や『天元突破グレンラガン』、『機動戦士ガンダム』シリーズといったロボットアニメに影響を受けたというゲームコンセプトは健在だ。

『OVERRIDE』はPlayStation 4/Xbox One/Steam向けに、12月4日に発売予定。公式サイトは日本語に対応しておらず、Steamストアにも日本語対応表記もないが、ストア説明が日本語で記述されているので、国内向けのリリースにも期待したいところだ。