ヨーロッパを旅するトラックシム『Euro Truck Simulator 2』イタリアを拡張するDLC発売。フィレンツェからナポリまで、イタリアを横断

 

SCS Softwareは本日12月6日、『Euro Truck Simulator 2』にてイタリアのエリアを拡張するDLCをSteamなどで発売した。価格は1980円。本DLCでは、長い歴史と伝統的な文化、産業化された都市と豊かな自然が存在するイタリア地方が再現されるという。『Euro Truck Simulator 2』では、イタリアでは北部のミラノに立ち寄ることができたが、そこから最南部のパレルモまでトラックにて足を運ぶことができるようになった。

イタリアを拡張するにあたって19の都市が新たに追加され、それにあわせて11,500 kmの道路が敷かれている。都市それぞれの特徴である建築物やランドマークが登場するほか、道路の形や交差点にもイタリアらしさを導入しているという。また地中海性気候という特性に合わせて、草木なども環境に応じた変化が凝らされているようだ。登場する新都市は前述したパレルモのほかには、花の都フィレンツェ、古都ローマ、ピザでおなじみのナポリ、シチリア島の都市カターニアなどそれぞれ特徴の大きく異なる街が登場する。場所によってさまざまな顔を見せるイタリアを楽しめる、『Euro Truck Simulator 2』の世界をさらに広げるDLCとなっている。

『Euro Truck Simulator 2』はヨーロッパを舞台としたトラックシミュレーターゲームだ。プレイヤーは積荷を乗せて自由気ままにヨーロッパの土地を横断していく。スピード制限や寝不足といった要素が導入されており、事故を起こした際には相応の補償金を支払わねばならない。単に積荷を運ぶだけのゲームでありながら、独特の没入感が人気を博している。

『Euro Truck Simulator 2』ではこれまでにさまざまなDLCがリリースされている。チェコやポーランドといったヨーロッパの東部地方を拡張する「Going East!」、スウェーデンやノルウェーなどスカンジナビア地方を広げる「Scandinavia」、フランスを大きく掘り下げる「Vive la France !」など、特定の地域が段階的に拡張されている。DLCのリリースだけでなく、12月1日も細部にわたる修正がはかられる無料アップデートが配信されている。4年前の2013年に発売されてなお、スケールアップがはかられている長寿タイトルだ。

SCS Softwareは『Euro Truck Simulator 2』と並行して、アメリカを舞台としたトラックシミュレーターゲーム『American Truck Simulator』のアップデートにも力を入れている。同作向けには11月にニューメキシコ州を拡張するDLCがリリース済み。緑々としたヨーロッパを横断するか、荒涼としたアメリカを横断するかはプレイヤーの好み次第。トラックに乗り込み好きな音楽をかけてドライブするという、仮想旅行に出てみてはいかがだろうか。