サンタモニカに位置するソニーのファーストスタジオ「PixelOpus」は、新作『Concrete Genie』を正式発表した。公開された第一弾映像では、絵を描くのが趣味だと見られるいじめられっ子が、不思議な筆でまるで生きているかのように動く絵を壁に描くシーンが確認できる。
ともに公開された開発陣へのインタビュー映像によれば、ゲームのコンセプトはアーティストが描いた1枚のアートワークが元になっているという。同作では「生命を与える筆」を持った少年が主人公になり、DUALSHOCK 4を使って各パーツを選択するようにしつつ壁に絵を描いていく。描き方によって生き物の個性や能力が変化するそうで、トレイラーでは絵の生物が炎を吐いて扉を燃やしたり、電気を発生させて電子ロックを解除したりする様子が確認できる。筆を駆使したパズル要素に、いじめっ子たちから逃げるアクション要素、そして単純に生き物たちと楽しそうに遊ぶアクティビティも見ることができる。
「PixelOpus」は2014年のE3にて『Entwined』を正式発表したスタジオで、今作は同スタジオにとっての第2弾タイトルとなる。『Entwined』でも見られた美麗な3Dビジュアルはさらにパワーアップしており、ゲームジャンル的に見ても前作以上に大型の、そして素敵な物語やテーマを持つタイトルとなることをを予感させる。自分で思い描いた生物が現実世界で動くという、子供の夢を実現した童話的な『Concrete Genie』は、はたしてどのような作品となるのだろうか。
『Conrete Genie』は2018年にPS4でリリース予定となっている。