芝を刈り尽くすまでは、死ねない。芝刈り機で人も動物もミンチにする2Dアクション『Law Mower』8月11日配信へ

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芝刈り機で世界中の芝を刈り、ついでにご近所さんや動物を狩る2Dアクション『Law Mower』が8月11日に発売される。対象プラットフォームはWindows(Steam)で、販売価格は9.99ドル。ゲームのタイトルは「Lawn mower」(芝刈り機)ならぬ「Law mower」。芝刈りのためなら法もルールもひき潰してやるぜというアナーキーな気概を感じる。

本作は米国のインディーデベロッパーScoria Studiosが開発している作品。音楽とマーケティングを除けば、開発チームはKevin Lukic氏ひとりである。主人公は芝刈りが生きがいの中年男性。彼の夢はただひとつ、世界中の芝という芝を刈り尽くすこと。昼だろうと夜だろうと関係ない。他人の庭だろうと軍事基地の敷地内だろうとお構いなし。米国郊外の住宅街からロシアのツンドラ地帯まで、芝の生えた場所ならどこだって彼の庭なのだ。

芝刈り機というと、国内の住宅では実際に使用する機会はそれほど多くないかもしれない。どちらかというと、映画やテレビを通じて見ることの方が多いだろう。米国の住宅街にて、休日に前庭の芝を刈る父親の姿。一家に一台は欠かせない存在。芝刈り機ほど、アメリカン・ライフスタイルを象徴する装置はない。これまで芝刈り機を題材にした作品が(あることにはあるが)台頭してこなかったことが不思議なくらいである。

芝刈り技能は一種のステータス。ご近所さんなんかに負けるわけにはいかない

ゲームモードは、45マップ分のシングルプレイ・キャンペーンと、オンラインおよびローカル対応のマルチプレイ。キャンペーンモードでは、ご近所さんや放し飼いの犬、ときには軍隊による妨害を突破しつつ、無我夢中で芝を刈り続けることになる。ひいた肉片であたりが血の海になろうと、芝さえ整えばオールOKなのだ。マルチプレイでは、Co-op、チームデスマッチ、ドミネーション、キャプチャー・ザ・フラッグといったルールで、血みどろの殺戮劇を繰り広げることに。またマップ・エディターによりオリジナルのマップを作成することも可能だ。

操作キャラクターは、つねに芝刈り機を手に持った状態で移動するため、移動には慣れが必要である。たとえば芝刈り機を動かしながら180度ターンを決めることはできない。他プレイヤーやAIを相手にする際は、いかにして相手の背後に回るかが重要になってくる。一時的に使用できる加速機能の使いどころも大事だ。また芝刈り機同士で正面衝突すると爆発し、両者とも吹き飛ぶ。マルチプレイならわざと爆発し、周囲の敵をまとめて倒すなんて芸当もアリだろう。

なお『Law Mower』のSteamストアページからは、無料デモ版(Bot戦限定)をダウンロードできる。

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