いちから自作PCを組み上げる『PC Building Simulator』今年の秋にSteamで発売決定。実在パーツの使用をメーカーと交渉中

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The Irregular Corporationは7月25日、インディーデベロッパーClaudiu Kiss氏が現在開発中の『PC Building Simulator』を、Steamで今年の秋に発売すると発表した。弊誌でも以前紹介した本作は、そのタイトルが示すとおりPCの自作をバーチャルで体験できるシミュレーターだ。

本作でプレイヤーはPCショップに勤める店員になり、キャリアモードではお客が持ち込んできたPCを修理したり、アップグレードを施したり、あるいは指定のスペックに合わせてPCをいちから組み上げていく。またオーバークロックなど、さまざまなチャレンジ要素も用意されている。自作PCの初心者で勝手が分からなくても、チュートリアルでは本作の操作方法とともに、どのようなパーツをどの順番で組んでいくかなどを手取り足取り教えてくれるので心配はいらない。

ゲーム中のインベントリには、PCケース・マザーボード・電源・冷却ファン・CPU・GPU・メモリ・ストレージなどのパーツや、サーマルペーストやスタンドオフなどの小物まで、実際にPCを組む際に必要なさまざまなものが用意され、それぞれのカテゴリからはスペックの異なるパーツを選択できるものもある。The Irregular Corporationは、実在の製品をゲーム内に登場させることができるよう各ハードウェアメーカーと交渉中だとしている。体験版ではASUS製のGTXシリーズGPUや、Thermaltake製の電源ユニットなどが収録されていた。なお、各パーツの性能は可能な限りリアルであるようシミュレートするとのこと。

本作を手がけるClaudiu Kiss氏はルーマニアに住む18歳の学生で、ゲーム開発を始めたのはわずか4年前そうだ。『PC Building Simulator』は彼にとって初めての作品で、Unityを使用して開発している。今年始めにリリースした体験版は35万ダウンロードを越えるなど大きな話題となり、イギリスに拠点を置くThe Irregular Corporationがパブリッシャーとして名乗りをあげるきっかけになった。現在Kiss氏はThe Irregular Corporationの協力のもと、本作のゲームプレイのメインとなるキャリアモードを、高い期待に応えられる内容に仕上げるべく開発を進めている。なお、上述した体験版はitch.ioを通じて無料配信されているので、興味のある方は試してみてはいかがだろうか。

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