『Just Cause 3』にマルチプレイを実装するファンプロジェクト『Just Cause 3: Multiplayer Mod』がSteamで無料配信開始

 

nanos GbRは7月20日、アクション・アドベンチャーゲーム『Just Cause 3』にマルチプレイモードを実装するMod『Just Cause 3: Multiplayer Mod』をSteamでリリースした。『Just Cause 3』本編の所有者向けにDLCとして無料で配信されている。

『Just Cause 3』はAvalanche Studiosが開発し、国内では2016年に発売された。地中海に浮かぶ島国「メディチ共和国」を舞台に、主人公のリコ・ロドリゲスが、約1000平方kmもの広大なオープンワールドで大暴れする破天荒なアクションゲームだが、シングルプレイ専用ゲームだった。そこで『Mafia 2』や『GTA』シリーズのマルチプレイ用Modを手がけてきたnanos GbRが、Avalanche Studiosと販売元のスクウェア・エニックスから正式に許諾を得たうえで、マルチプレイモードを追加するModの開発に1年以上にわたって取り組んできた。なお、Avalanche StudiosらはMod開発自体には一切関与していない。

『Just Cause 3: Multiplayer Mod』では、サーバー1つあたり数百人単位のプレイヤーでのマルチプレイを楽しむことができる。これまで独自にベータテストがおこなわれてきたが、今回Steamで正式リリースされるにあたって、Steamを通じてフレンドを招待する機能が実装されている。

ゲームモードにはレース・デスマッチ・スカイダイビング・フリーローミングなどがあらかじめ用意されているほか、JavaScriptやhtml、cssなどに堪能であれば、nanos GbRが提供するnanos Multiplayer Frameworkを利用してオリジナルのゲームモードを作成することも可能だ。もちろんゲームモード以外にも、たとえば車の性能をいじったりなど、アイデア次第でさまざまな遊び方が可能になるだろう。今後の予定としては、バグ修正などのほか、将来的なアップデートをより迅速に提供できるようにするため、クライアントを基礎部分から作り直したいとしている。また、Steam実績の実装もおこなうとのことだ。