マイクロソフトは昨年より多くのファーストパーティータイトルを今年発売予定。Windows 10向けにも多様なラインナップが期待される

 

マイクロソフトのXbox事業責任者Phil Spencer氏は2月7日、今後のXbox One向けの独占タイトルについて問われ、今年は昨年よりも多くのファーストパーティータイトルを発売できるはずだとTwitter上で回答した。Spencer氏は、新規IPを含め多様なラインナップになるだろうと期待を語っている。

昨年マイクロソフトが販売したタイトルとしては『Quantum Break』『Gears of War 4』『Forza Horizon 3』『ReCore』『Dead Rising 4』があり、傘下のMojangからは『Cobalt』が発売された(これらすべてがファーストパーティータイトルというわけではない)。Spencer氏は先月、今年はFPSの『Halo』シリーズタイトルや『Gears of War』シリーズタイトルは発売しないとコメントしており、今月発売予定のRTSタイトル『Halo Wars 2』をはじめ『Phantom Dust』『Sea of Thieves』『Crackdown 3(Riot Act 3)』『State of Decay 2』といった、大型看板タイトルというわけではないが個性の強いシリーズ作や新規IPの発売がすでに明らかになっている。

このほか期待されるタイトルといえば、レースゲーム『Forza』シリーズ新作だろうか。2011年以降はレーシングシミュレーターである『Forza Motorsport』シリーズと、オープンワールドレーシングの『Forza Horizon』シリーズを交互に発売しており、これにならえば今年は『Forza Motorsport 7』となる。昨年11月にステアリングコントローラーメーカーのFanatecが、『Forza』シリーズを手がけるTurn 10 Studiosと次期『Forza Motorsport』タイトルである“FM7”について協議したと報告しているが、正式にはまだ発表されていない。

今回Spencer氏はXbox One向けの独占タイトルという問いに対して回答したが、マイクロソフトはファーストパーティータイトルについてはXbox Play Anywhereに対応した上でXbox Oneと同時にWindows 10 PC向けにも発売することを積極的におこなっており、これはPCユーザーに対しても意味のあるコメントだ。今年はXbox Oneのアップグレード版であるProject Scorpioの発売も控えており、さらなるファーストパーティータイトルの発表を含めE3 2017などの大型イベントには注目が集まる。