『スマブラSP』ドラクエ勇者のターン制バトル楽しい。『Dead Cells』から抜け出せない。『Soccer Player Simulator』はバカゲー。今週のゲーミング


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。194回目です。

 

蹴るのはボールだけにしましょう

100円という安さに惹かれて『Soccer Player Simulator』を購入しました。トレーラーとかスクショからは、明らかにバカゲー臭が漂っていたのですが、予想通りのバカゲーでした。ゲーム内容は赤と青のチームに分かれてのポイント制サッカー(どちらかというとフットボールかも)。それ以上でもそれ以下でもないです。いや、それ以下かもしれません。なにせ選手が全員フニャフニャで思い通りに動かないし、ネットがなく裏からも入るゴール、突然転倒するプレイヤー。色々とカオスです。ただそれ自体が醍醐味となっている。そんなゲームですね。ちなみにボールじゃなくて選手を蹴ることもできます。割と派手にぶっ飛んでくれるので、上記のカオス要素と相まって少し笑顔になれる…かも。どちらかというと“見てて楽しい作品”に分類されるような。あとマルチプレイが実装されていれば、さらにカオス度が高まって芯のあるバカゲーになったかなと惜しくも感じますね。
by Nobuya Sato

 

飽きないって恐ろしい

相変わらず『Dead Cells』をプレイし続けております。Nintendo Switchのプロフィールを見てみると、もうすぐ500時間に到達しそうな勢い。ここまでくると、ほとんどしゃぶり尽くした感もありますが、最高難易度でのラスボスがまだ倒せておらず、こいつが目下の目標です。ただ、単純に触っているだけで楽しいため、時間があればついつい手を出してしまう訳です。もはや依存症。

本作では「Fear the Rampager」アップデートが先月配信され、新たな敵キャラ・ランペイジャーが追加されたほか、スキンや変異もいくつか加わりました。そして、PC版では次回アップデート「Who’s the Boss」がベータテスト中。こちらでは各ボスをテーマにした7種類の武器や、同じくボスに関連する6種類の敵キャラが追加されます。ゲームバランスやUIなど各種調整も続けられており、まだまだやめさせてもらえなさそう。
by Taijiro Yamanaka

 

あと20%

今週もフリーホラー・サスペンスノベルADV『死月妖花~四月八日~』をずっと遊んでいました。『死月妖花~四月八日~』は、桜の時期限定の危険察知能力を持つ古都なつみ、その幼馴染で1つ上の高校3年生新村春花、次々に謎を解き明かしてくれる天才少女五島絵梨奈の3人を中心に、桜に纏わる事件や閉鎖的な集落の因習に立ち向かい、世界の謎を解き明かすゲームです。裏で起動していたり、「EVO2019」を見ながら放置していた時間もありましたが、プレイ時間は80時間を突破。異なる時間軸でも共通して発生する桜に纏わる事件の裏側で、暗躍し続けてきた何者かとついに対面できそうです。

本作では章ごとに視点を変え、時間軸や経緯を少しずつスライドしつつ話が展開していきます。視点が変わっただけかと思えば、行動が少しずつずれていき結果的に全く違うシーンが見れたり、過去編だと思っていたら歴史を解き明かしつつ新しい地平に足を踏み入れたり、どんどん物語が進んでいき、プレイ時間の割に中だるみもあまり感じられません。また、思わず背後が気になってしまうような緊迫感あるシーンが面白いのは勿論、ロシアンたこ焼きを巡る駆け引きや大食い勝負など、コミカルなシーンも楽しく描かれています。ところで、プレイ状況的にはそろそろ佳境に入っているはずなのですが、それに伴って幕間のシーンが恐怖を更に増していて、ちょっと勘弁してほしいです。
by Keiichi Yokoyama

 

好きな言葉はベギラゴン

『スマブラSP』の新ファイター「勇者」をさわっています。発表された当初から話題独占中でしたが、さわってみるとおもしろい。コンボが弱いけれどそれぞれのわざの威力がド強いので、周囲からの評価も高め。個人的に気に入ってるのは、コマンド選択を利用したターン制バトルですね。勇者は下Bを押せば4つのコマンドがランダムに表示されます。イオからベギラマからパルプンテからメガンテなど、多彩なじゅもんが使用可能。そんなコマンド選択を使って、順番交代で攻撃しあう。「ドラクエ」おなじみのターン制バトルを、対戦アクション『スマブラSP』を楽しむというあそびです。Twitterの該当ワードなどを見てもらえればわかるかと。

ある意味ではそのままなのでシンプルな遊びなんですが、出るコマンドはランダムだったりMPの制限があったりで意外に駆け引きが面白い。オンラインの野良などでもこのコマンド選択のターン制になる流れに遭遇するほか、一部ゲーム実況などでも見かけるので、割と人気のあるあそびなのかなと。まじん斬り引いた者勝ちみたいな流れになることは多いですが、体力制乱闘にしたりMPの回復時間を決めたり、ルールをもうちょいきっちり決めると、戦略性が高くなりそうな気がしなくもないです。ただ、普通にコマンド選択自体が面白いシステムなので、かっちりルールを決めて無理に遊びにあてはめるのはちょっと無粋なのかもしれませんね。
by Minoru Umise