ラスアスの経験、最新作の物語性、そして「ネイトを失う」こと。『Uncharted』シリーズ開発に関わるNeil Druckmann語る

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シリーズを通じてシナリオライターを担当しているNeil Druckmann氏がEurogamerのインタビューに答え、シリーズが終了することに対する心境や、4月26日に発売予定の最新作『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』の魅力などを明かしている。

 

ネイサン・ドレイクの物語を終わらせるのはつらいことだ

Druckmann氏はインタビューが始まってすぐに『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』(以下、アンチャーテッド4)がシリーズ最後の作品であり、ネイサン・ドレイクにとっても最終作であることを認め、ネイサン・ドレイクの物語を終わらせるのはつらいことであると胸中を告白した。

“長年我々はネイトと一緒にいたんだ。失うことはとてもつらいよ。また、彼のような人気のキャラクターを終わらせることはビジネスとしても良くないことだとはわかっている。しかし彼を頂点に立たせてから物語を終えるのが、彼の名誉のためだと感じているよ。”

Druckmann氏はシリーズを終了させることが『アンチャーテッド』のためになるかどうかもわからないと語り、すべてはシリーズを所有し決定権を持つソニー・コンピュータエンタテインメントの意向次第であることを示唆している。また、前日譚や別のキャラクターが生まれる可能性を認めながらも、ネイサン・ドレイクの物語は最後であることを再度強調している。しかし、なぜシリーズが終了するのかまでは語らなかった。

初代『アンチャーテッド』からシナリオ制作にかかわり続けてきたDruckmann氏はまさにネイサン・ドレイクの生みの親。氏は『The Last Of Us』ではクリエイティブディレクターを担当し、業界でも屈指の著名人となりつつある。しかし氏は自分のかかわったゲームを楽しむことができないという苦悩を明かしている。氏はプレイすればするほど改善点が見つかり、なおしたくなる気持ちに駆られるという。またその作品性の違いによって、『アンチャーテッド』のネイトとサリーのような関係とは異なった雰囲気を持つ、『The Last of Us』のジョエルとエリーのような関係を描写する際にとても苦労し、ディレクターのBruce Straley氏の力を借りたことも明かしている。しかし作品性は違っているものの、『The Last of Us』を開発したことによって『アンチャーテッド4』にさまざまな新しいアイディアを取り入れられるようになったようだ。

Druckmann氏が『アンチャーテッド4』で特に興味深く描写してきたと語るのが、ネイトの“人間味”であるという。

“『アンチャーテッド4』ではネイトが、冒険家ではない時はどのような人間であるのか、これまでどのように恐怖に対処してきたのか、人々とのかかわりによってどのように傷ついたのかなど彼の平凡な一面が描かれているんだ。ストーリーテリングにかんしても『The Last of Us』で学んだ手法を導入しているよ。”

昨今では多くの開発者がAAA級タイトルの開発に疲れて小規模のインディーゲームの開発を志すというケースが増えているが、Druckmann氏はそのつもりはないようだ。氏はインディーゲームの開発は素晴らしいものだと認めながらも、Naughty Dogでシナリオを考えることを好んでいる。シナリオを考え人々を驚かせることが何よりの楽しみだと述べ、これからもシナリオを書き続ける決意を明かしている。

海外では『アンチャーテッド』シリーズの終わりを惜しむ声と同様に、すばらしいシリーズだからこそ美しく終わることを望む声も多い。ネイサン・ドレイクの物語はどのように幕を閉じるのだろうか。

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