Valveがデベロッパーコミュニティのガイドサイトに掲載したスクリーンショットに、『Left 4 Dead 3』を思わせるフォルダが写りこんでいたことをValveTimeが報じた。このスクリーンショットは、Valveの開発者向けに用意している「Destinations Workshop Tools」向けのガイドの一部だ。
ガイド内のDestinations/Importing Tutorialページの8つめの画像内左に「left4dead3」という名のフォルダがあり、これが騒ぎになっているというわけだ。この騒動の24時間後、当該の画像は差し替えられており、おそらくガイドの作成を担当したであろうTristan Reidford氏の編集履歴にもはっきりとその記録が残されている。
2013年にはValeのデータベースの内容が誤って一般公開された際に、『Half-Life3』や『Left 4 Dead 3』のスタッフリストが暴かれていた。ちなみにこのリストの中でもReidford氏は同作の開発に参加していると書かれている。2014年にはかつて『Counter-Strike』シリーズに携わっていたMinh Le氏がインタビューにて『Left 4 Dead 3』が開発中であり、出来栄えも良いと明かしていた。ほかにも人気フランチャイズ続編の噂は数知れず。しかしその一方でゲーム自体の存在は不明なままであり、2016年7月現在でもはっきりとした情報は明らかになっていない。
そういった経緯もあり、Valveは徹底的に秘密主義を貫いてきたが、今回の件はあまりにも軽率なミスであり、意図的なリークではないかと説が立てられる始末。加えて、Steamプロフィールを見るかぎり、Reidford氏はこの2週間で約21時間以上の時間を『Left 4 Dead 2』につぎ込んでおり、次回作を見越した調整をしているのではないかと噂されている。しかし、この仮説は6月28日におこなわれたアップデートの調整だという見方もある。
『Left 4 Dead 2』は2009年に発売され、すでに約7年間もの年月が経過している。またValveは2013年の『Dota 2』正式リリース以来、新作を世に出していない。VRの技術デモや開発者支援などサポートに熱心なValveが、再びゲームを発表する日はくるのだろうか。たとえきたとしても“Valveタイム”があるかもしれないが。