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対戦FPS中に“熱々のお茶”を背中に浴びても、微動だにせずプレイし続けるゲーマーが目撃される。悲鳴は上げるけど、FPSはやめない
中国のネットカフェで、熱い飲み物をこぼされてもゲームを中断しない男性の様子を収めた動画が拡散され、国内外で注目を集めている。

中国のネットカフェで、熱い飲み物をこぼされてもゲームを中断しない男性の様子を収めた動画が拡散され、国内外で注目を集めている。熱をこらえて集中し続ける姿に称賛の声も寄せられている。
動画は中国のネットカフェ個室で撮影されたとみられる映像だ。男性は人気のタクティカルシューター『Delta Force』をプレイしており、激しい戦闘に集中していた。そこへ飲み物を運んできた店員がトレイを落とし、熱いお茶が背中のシートに直撃してしまう。映像では湯気が激しく立ち上る様子が映っており、男性も大きなうめき声をあげている。結構な量が男性の背中にかかってしまったようで、カメラ越しにも熱さが伝わってくるほどの事故だ。

店員はすぐに慌てて対応し、まず服を引っ張って熱を逃がそうとする。男性の背中を拭き、掃除をしながら心配する様子も見られた。しかし男性は画面から目を離さず、プレイを続行した。店員は「水ぶくれになったらどうする?」と尋ね、患部を冷やすために氷を持ってこようかと提案。しかし男性は「大丈夫」と一蹴し、新たな飲み物を頼むだけで戦闘に集中し続けた。この一連の間、男性は一度もゲームを中断することはなかった。
この動画は中国のSNSで話題になったのちX(旧Twitter)へと広がり、Xのポストは本稿執筆時点で約440万回のインプレッションを記録。ネットユーザーからその毅然たるゲームプレイに、驚きと称賛の声が相次いでいる。特にチーム戦のマルチプレイゲームでは断りなくAFK(Away From Keyboard)、つまり離席して操作できない状態になることが迷惑行為にもなりうるが、そうした文脈もあってか意地でもキーボードから離れない男性のプレイスタイルは感銘を与えているようだ。勝利を掴むため極端に集中した結果、熱さや痛みすら忘れてしまったのかもしれない。
この一件は中国ゲーマーにおける、ゲームに対する真剣さと熱量の高さを象徴する出来事として、反響を呼ぶ結果となった。中国ではネットカフェがゲーミング文化の重要な場となっている。その数は2025年時点で中国全土に約12万2600軒に達し、業界売上は約1017億元(約2兆4000億円)規模というデータもある。パンデミック後の低迷から回復し、eスポーツ向けの高スペック機材を揃えた店舗が増加。24時間営業の場所も多く、学生から社会人まで幅広い層が利用しているという。『League of Legends』『VALORANT』『Delta Force』など、競技性が高く長時間プレイされる作品がネットカフェの人気ランキングで上位を独占しやすいとされる。

ネットカフェでは高いスペックのPCでゲームを遊べるだけでなく、食事を注文して手早く済ませることも可能。家事などに気をとらわれず、ゲームに一心に打ち込むプレイヤーが多いため、今回の男性のように極端な集中力が生まれやすいのかもしれない。一方で、中国では数日間徹夜でゲームし続けて命の危機に瀕した事例や、死亡例なども過去に複数報告されている。ずっとゲームに集中し続けられる環境としてのネットカフェには健康リスクも潜んでいるのだろう。
ゲーマーなら「画面に釘付けになる」ような状態を誰しも経験したことがあるだろう。とはいえ熱いお茶がかかってもわき目も振らずにプレイを続けるのは、危ういほどの集中力だ。極端な例ではあるが、適度な休憩の重要性も改めて意識されるきっかけともいえるかもしれない。熱湯による火傷は危険な外傷であり、特に今回のように広範囲に被害を受けた可能性がある場合はなおさらである。現実には流水などで患部を冷やす応急処置をおこなった後、速やかに医療機関を受診することが望ましい。男性の並外れた集中力に感嘆しつつ、火傷が重傷でなかったことを願いたい。
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