ドワーフ採掘ローグライトシューター『Deep Rock Galactic: Survivor』Steamにて好調スタート。人気採掘FPSの『Vampire Survivors』風スピンオフ


パブリッシャーのGhost Ship Publishingは2月14日、Funday Gamesが手がけるローグライト・オートシューター『Deep Rock Galactic: Survivor』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はさっそく多くのプレイヤーを集め、好調なスタートを切っている。


『Deep Rock Galactic: Survivor』は、人気採掘FPS『Deep Rock Galactic』のスピンオフとなる、シングルプレイ用のローグライト・オートシューターだ。ゲーム内は日本語表示に対応。プレイヤーは採鉱会社に務めるドワーフ社員となり、惑星HOXXESでの採掘任務に挑む。

プレイヤーキャラクターには、現時点ではスカウト・ガンナー・ドリラー・エンジニアの4種類のクラスが用意され、それぞれには3つのサブクラスが存在。使用する武器や各種ステータスなどの特性が異なる。そしてドロップポッドに乗ってランダム生成ステージに降り立ち、四方八方から襲い来る凶暴な虫の大群と戦うのだ。ステージ環境は現時点で3種類存在し、キャラクタークラスを含めゲームを進めるなかでアンロック可能。

 


本作の基本的なゲームプレイは『Vampire Survivors』風だといえる。武器はエイムを含めオートで射撃され、経験値を貯めてレベルアップするとアップグレードを獲得。攻撃力やリロード速度などのステータスをアップさせたり、新たな武器を入手したりできる。ステージでは時間経過により虫の猛攻などの展開が発生し、最終的に現れるボスを倒すとステージクリア。ただし、そこから制限時間内にドロップポッドまで戻らなければならない。そしてさらに地中深くのステージへと進むのだ。一方で、死んでしまうと道中でのアップグレードを失い、最初からやり直しとなる。

本作ならではの特徴としては、採掘要素が挙げられる。ステージ内に存在する、エリアを分ける壁となっている岩はツルハシで砕くことができ、虫に囲まれた際に逃げ道を作るなどできる。また、岩の中にはさまざまな種類の鉱石が眠っており、ステージ間に訪れるショップでのアップグレードや回復の購入、あるいは恒久的な強化のアンロックに鉱石が必要。虫と戦いながらも、積極的に鉱石を獲得していくことが重要である。


本作は、Steamにて2月14日に早期アクセス配信が開始。ユーザーレビューには本稿執筆時点で約2300件が投じられ、その内の83%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。『Vampire Survivors』のフォロワー作品でありつつ、原作である『Deep Rock Galactic』の要素を取り入れたゲームプレイなどが好評だ。一方不評レビューでは、道中でのアップグレードのバリエーションや効果が物足りないことなどが指摘されている。

同時接続プレイヤー数に目を移すと、リリース初日のピーク時には約1万7000人に達した(SteamDB)。これはSteam全体でもトップ100内に入る数字で、かなり好調だといえる。人気作である『Deep Rock Galactic』のファンがたくさんプレイしているのかもしれない。

『Deep Rock Galactic: Survivor』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。なお本作の今後については、正式リリースまで半年から1年ほどかかる見込みとされ、この間に新たなコンテンツの追加や、バランス調整などをおこなっていくとのことである。