物理演算退職シム『Quitting Simulator』発表。退職届を撒き散らし、拳やハンマーで職場と上司を破壊してすっきり退職

 

デベロッパーのWorks of Loveは12月9日、退職シミュレーションゲーム『Quitting Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、早期アクセスとして配信予定だ。

『Quitting Simulator』は、退職シミュレーションゲームだ。プレイヤーは退職する社員となり、今までに業務で溜まったうっぷんを盛大に晴らすことになる。コピー機で退職届を山のように印刷して撒き散らし、悪口雑言満載の退職メールを嫌いな上司に送り付け、ハンマーで職場の設備や上司を破壊して気持ちよく職場から去るのだ。

本作は物理演算ベースのシステムを採用。オフィスにある机・OA機器・パーテーションや壁面など、ほとんどのものが破壊可能となっているそうだ。プレイヤーはハンマーのほか、カッター・熊手・クロスボウ・ポテトランチャーなど、多彩なアイテムを利用可能。また、トマト・タマゴ・ドーナッツなど投擲可能なアイテムも用意され、「滑る床」「爆発する自販機」などの罠をしかけることも可能だという。プレイヤーはそうした物品を思う存分利用し、職場や上司を粉々に破壊できる。なお、道具を使わず設備や上司を素手で殴ることも可能だ。


ただ単に職場を破壊するだけでなく、株券および資金を溜めることで、会社の大株主になっていくといった要素もあるという。また、「Star Bucks」なる通貨を食べ物などのアイテムと交換することも可能。本作では装備できるアイテムのほとんどを食べることができるという。ただ、ソーダの空き缶といったアイテムは、食べると体によくないとのこと。そしてプレイが終わった際には、ニュースでプレイヤーの大暴れが紹介されるという。プレイヤーは単に職場を破壊して去るほか、職場を乗っ取ったり、同僚とともに組合化する結末も見られるようだ。

本作は早期アクセス配信後、およそ1~2年の早期アクセス配信期間を見込んでいるという。早期アクセス配信開始段階では、メインとなるゲームループやコアメカニクスは実装済みとなる予定。戦闘システムや転倒負傷システムなどのほか、退職届の印刷・NPCとの会話・損害賠償請求や組合化要素などが楽しめるという。正式リリースに向けては、バグ修正のほかクラフト・ステルス・エモート・レベルエディターなどのコンテンツが追加されていく予定だ。

『Quitting Simulator』はPC(Steam)向けに早期アクセスとして配信予定。配信時期は未定だ。