PS5新モデルの内部構造が明らかに。 著名YouTuberらが実機をいち早く入手しさっそく分解

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメントから11月10日に発売予定のPS5の新モデルについて、いち早く入手したという著名YouTuberらが実機の映像を11月5日に公開。さっそく分解し、従来モデルとの比較などをおこなっている。

PS5の新モデルは、従来モデルの性能や機能はそのままに、本体サイズの30%以上の小型化と軽量化を実現したモデルだ。Ultra HD Blu-rayディスクドライブを搭載する通常版と、非搭載のデジタル・エディションの2種類が引き続きラインアップ。ディスクドライブは着脱式となり、デジタル・エディションを購入した場合でも、後から追加可能である。このほか、内蔵SSDストレージの1TBへの増量や、前面USB端子が2つ共USB Type-Cとなったことも特徴として挙げられる。

そんなPS5新モデルは、日本では11月10日に発売予定だが、海外では“11月発売予定”とされているのみで、具体的な日程は未発表。まだ発売はされていない。そんななか、チャンネル登録者数約360万人のDave2Dと、同約1540万人のLinus Tech Tipsという著名YouTubeチャンネルが、新モデルの実機映像を相次いで公開した。どちらも、PS5本体用カバーなどを手がける周辺機器メーカーdbrandから提供されたとのこと。

公開された映像では、PS5新モデル(通常版)の外観が紹介されたのち分解。内部構造が初めて明らかになった。まずカバーを取り外すと、着脱式のUltra HD Blu-rayディスクドライブがお目見え。マザーボード上の専用端子に直接接続するかたちとなり、ドライバーなどを使わずに簡単に付け外しが可能とのこと。M.2 SSDを追加できる拡張スロットも確認できる。

また筐体について、従来モデルに存在した排気スリットのフィン状の意匠はなくなり、かなりシンプルなスタイルとなった。映像では、製造コストの削減が目的ではないかと指摘されている。また冷却ファンは、従来モデルに搭載されたいずれのモデルともフィン数が異なるとのこと。ファンノイズについては、全体的には従来モデルから若干抑えられているものの、ディスクドライブ側の方向からはやや大きく聞こえる傾向があるという。

本体が小型化されたこともあって、マザーボードやその冷却系統のレイアウトも変化したようだ。一方で搭載CPU/GPUについては、プロセスルールの微細化はおこなわれておらず、前モデルと同じチップではないかとのこと。ゲームプレイ時などの消費電力に関しても、前モデルから目立った変化はなかったそうだ。

Image Credit: Dave2D


PS5の新モデルは11月10日発売予定だ。なお、新モデル登場にあわせて日本では値上げが実施され、通常版(Ultra HD Blu-ray ディスクドライブ搭載)が6万6980円、デジタル・エディションが5万9980円(共に税込)。従来モデルは、在庫がなくなり次第販売終了となる。