Steamにて『コンピュータウィルスシミュレーター』12月1日発売へ。架空OS上でウィルス感染多彩なデジタルいたずら体験

 

個人デベロッパーのINORK Gameは11月3日、ポイント&クリック式シム『コンピュータウィルスシミュレーター』を12月1日にリリースすることを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『コンピュータウィルスシミュレーター』はポイント&クリックでおこなう、シミュレーションゲームだ。本作ではDOOR OSという架空のOS上で、エラーダイアログや警告音などといったさまざまな動作がおこる。ゲーム上では多数のコンピュータウィルスが用意されており、実際に自分のPCがそれに感染したかのような体験ができるという。

トレイラーでは、無数のダイアログが画面上に表示されたり、有名なブラウザクラッシャー「You are an idiot!」(検索非推奨)を模したような、横並びになった顔がデスクトップ上に登場したりしている。なかにはブルースクリーン状態にさせられるものもあるようで、バリエーションの多様さがうかがえる。


本作は自分のPCを台無しにすることなく、安全にコンピュータウィルスにかかった感覚を味わえる、娯楽として楽しめるゲームのようだ。かつてインターネットサーフィンをしていたときに、うっかりブラウザクラッシャーを踏んでしまったり、不用意にファイルをダウンロードして実際にコンピュータウィルスに感染させてしまったりということがあったかもしれない。以前に味わったトラウマや、怖いもの見たさでウィルスに感染した気分を体験したい人はプレイしてみてもいいだろう。

またINORK Gameによると、可能であれば今後のアップデートでウィルス作成機能を搭載したいとのこと。思い思いのウィルスを作って、挙動を試してみるのもいいかもしれない。


本作を手がけるのは、個人開発者のINORK Gameだ。過去作にはトゥクトゥクでレースを繰り広げる『トゥクトゥクレース』やうんこがテーマのタイピング『うんこタイピング』など、個性の強いゲームがある(関連記事)。作品では奇抜なテーマを主に扱っており、そうしたユニークさが本作でも活かされているかたちだ。

ちなみに『コンピュータウィルスシミュレーター』はあくまでゲームだ。実際にコンピュータウィルスに感染してしまうと、PC内のデータが消失してしまったり、個人情報を抜き取られてしまったりする危険性もある。ましてやウィルスの作成は犯罪だ。セキュリティの侵害や被害などを及ぼしたり、及ぼされたりすることのないように、ゲームはゲームとして楽しむに留めておきたい。

『コンピュータウィルスシミュレーター』はPC(Steam)向けに12月1日リリース予定だ。