除霊ホラーCo-op『Phasmophobia』今後のアプデで「塩」が“3段階進化”するように。レベルリセットの“転生システム”など新要素いろいろ公開

 

デベロッパーのKinetic Gamesは7月26日、Steamにて早期アクセス配信中のホラーゲーム『Phasmophobia』の新情報を公開。装備アイテム「塩」の機能が拡張されることが明かされた。また経験値・報酬金額を調整し、使いきりアイテムの自動購入機能が追加されるなど、遊びやすさが向上する内容となるようだ。


『Phasmophobia』は、最大4人協力プレイ対応のサイコロジカルホラーゲームだ。プレイヤーたちは超常現象調査チームとなり、霊体が出現するいわくつきの場所を捜査。装備を駆使して証拠を集め、霊体の正体を突き止めることを目的とする。プレイヤーは資金を投資して装備を拡張し、よりスムーズなゴーストハンティングを目指していくことができる。リプレイ性のあるゲームプレイが特徴的だ。

このたび公開された「Development Preview #12」では、今後のアップデートで装備アイテム「塩」の効果が強化されることが明かされた。塩は段階的に能力が強化され、ティアごとに効果が変化するという。まずティア1の塩は1つの缶から2回使用が可能で、最大3つの缶をステージに持っていくことができるようだ。塩は指紋と同様に、赤外線(UV)ライトのもとで青く光り輝き、霊体の足跡を表示させてくれる。霊体の移動範囲や、進行方向などを確認するために使用できるわけだ。なおObakeの場合は霊体の特性上、通常よりも表示される足跡が少なくなると示唆されている。


新たに追加されるティア2では、塩の見た目も変化。木製のキャニスター缶に入ったピンク色の“ヒマラヤ産の塩”へと変わる。通常よりも大きめのキャニスターのおかげで、ひとつの缶から3回の使用が可能になるようだ。また、ティア1のように一点に対する盛り塩ではなく、水平に線を引くように長めに設置が可能になるようだ。玄関ホールやドア前など、狭い通路を広くカバーできる変更となっている。

さらにティア3では、缶がガラスボトルへと変化。中身の塩もカスタムブレンドかつ洗礼を受けた“ブラックソルト”に格上げされる。ティア3の塩の効果は、霊体の状態によって変化するとのこと。通常時の霊体は塩を踏んだ瞬間に踵を返して、反対方向へと進んでいくという。部屋の前に撒くことで、霊体を特定の部屋に留めるといったプレイが可能となりそうだ。また、ハント時には踏んだ霊体の歩行速度を一時的に低下させる能力をもつとのこと。歩行速度が速い霊体から逃れるための逃走手段として活用できるようだ。


また「Development Preview #12」では、経験値と報酬金額が調整され、100レベル到達後の“転生システム(Prestige)”についても紹介されている。今後は経験値と金額報酬が相関関係になり、報酬1ドルにつき経験値が1ポイント獲得できるようになるという。レベル上昇に必要な経験値の量が、レベルを追うごとに上昇することも伝えられた。たとえばレベル1から2までは100ポイントの経験値で上がるが、99から100に到達するには5000ポイントが必要になるといった具合だ。序盤はレベルアップが容易だが、熟練調査員になるにつれレベルアップが困難になる調整といえる。なお現在配信中のバージョンと比べて、マッチ終了後に獲得できる経験値と報酬金額が増加しているそうで、全体的にレベルアップはしやすくなっているのかもしれない。

100レベル到達後のオプションも追加され、「Prestige」という称号システムも紹介されている。プレイヤーは100レベルまで到達した後最高999レベルまでレベルアップすることもできるのに加えて、「Prestige」になるオプションが追加されるという。Prestigeになって“転生”すると、所持金・レベル・装備を含め初めからの状態に戻る一方で、追加の装備スロットが開放されるほか、ユニークなバッジや称号などが付与されるという。最高レベル到達後も、気持ちを一新して超常現象調査を楽しめる要素となっている。

そのほか調査後に消費されてしまう「使い切り」のアイテムには「Consumable」表記が追加。買いなおしが必要なアイテムが分かり易くなったわけだ。また、これらのアイテムを自動購入してくれる機能も実装。毎回消費アイテムを再購入する必要がなくなるため、何度もリプレイするゴーストハンターには嬉しい変更となっている。


『Phasmophobia』はPC(Steam)向けに、現在早期アクセス配信中。本作では「Development Preview」を通して、今後予定されている新たな調整や変更点がたびたび公開されているため、気になる人はSteamで本作をフォローしてチェックしてみるといいだろう。なお本作は6月時点で、8月中にPS5/PlayStation VR2およびXbox Series X|S向けにも早期アクセス配信を開始することが伝えられている(関連記事)。こちらの続報にも注目したい。