デベロッパーのKinetic Gamesは8月25日、サイコロジカルホラーゲーム『Phasmophobia』のコンソール版について、当初予定していた8月から延期し、10月にリリースすると発表した。本作は現在PC(Steam)にて早期アクセス配信中。
『Phasmophobia』は、最大4人オンライン協力プレイに対応するサイコロジカルホラーゲームだ。プレイヤーは、超常現象に関する調査チームのメンバーとなり、霊的存在が潜むといういわく付きの物件やロケーションに潜入。さまざまなガジェットを駆使しながら、その場所に取り憑いているゴーストの証拠を掴むことを目指す。
マップには、一般的な民家から廃校、精神病院まで多種多様な環境のものが用意され、存在するゴーストもさまざま。ゴーストは現時点で20種類以上収録されており、それぞれ行動パターンや残す証拠などが異なる。そこでプレイヤーは、正気度を管理するなどしゴーストに襲われないよう注意しつつ、各種ガジェットを用いて検出した複数の証拠をもとに、ゴーストの種類を特定するのだ。
本作は、2020年9月にSteamにて早期アクセス配信が開始され、本稿執筆時点でユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを獲得。これまでに配信されたアップデートでは、マップやゴースト、ガジェットなどのコンテンツの追加や、ガジェットのアップグレード要素の導入、ビジュアルの改善、Prestigeシステムの導入などがおこなわれてきた。
そして開発元Kinetic Gamesは今年6月、本作のPS5/Xbox Series X|S版を8月にリリースすると発表していた。PS5版はPS VR2でのプレイにも対応し、またPC版を含むクロスプレイにも対応するとのことだった。しかし今回、そのリリースを10月へと延期することが明らかにされた。ハロウィンのある週に配信するとのことなので、10月最終週のいずれかの日にリリースされることになりそうだ。
配信延期の理由としては、同スタジオが入居する建物にて火災事故が発生したためと説明された。その事故によって、本作の開発およびテスト環境に大きな影響が及んでいるという。そして延期によってできた時間を使い、本作のあらゆる要素を調整し完璧に仕上げるとした。コンソール版の発表時には、PC版におけるProgression 2.0アップデート時相当でリリースするとされていたが、その計画にも変更があるかもしれない。詳細は今後発表されるだろう。
『Phasmophobia』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。