“全身ピカチュウ人間”がゲーム系イベントに現れ注目を浴びる。ピカチュウ156匹がひしめき合う狂気と愛のコスプレ

 
Image Credit: Catherine Pikachu on Twitter

コスプレイヤーのCatherine Pikachu氏は5月26日、海外で開かれたイベントMomoCon 2023における自身のコスプレ姿を投稿した。大量のピカチュウのぬいぐるみを身に付けた同氏の姿が話題を呼んでいるようだ。


MomoConとは、アニメやゲーム関連の催しが一斉に開かれる米国のイベント。2023年の開催では現地時間5月25日から28日の4日間、ジョージア世界会議センター(Georgia World Congress Center)にて開催された。ゲーム大会の実施や著名なゲストの招待、ファン個人による催しやコスプレがおこなわれるなど、かなり規模の大きいイベントだ。

同イベントにおいて、Catherine Pikachu氏はピカチュウ塗れの姿で参加した。合計156体のピカチュウと共に会場に赴いたようだ。全身黄色で統一され、マスクや靴までピカチュウグッズのものを使用するなど、同氏のピカチュウへの愛情深さをうかがうことができるだろう。

なおこの衣装は“生半可な覚悟”では着ることができないようだ。Catherine氏によると、衣装の中ははものすごく暑く、休憩のたびに大量の水を飲んでいるそうだ。また衣装の総重量は、体感では100ポンドくらい(約45kg)とのこと。ひとつひとつは小ぶりなものの、156体ものぬいぐるみを身に付けているので、当然と言えば当然かもしれない。

なおCatherine氏はMomoCon2023への参加に備えて、身に着けるピカチュウの数を増やしていたという。同氏のイベント参加前のTwitterへの投稿によると、ピカチュウの数は109体で、もう少し増やしたいと言及。そして同イベント開催期間中の投稿によると、最終的なピカチュウのカウントは156体になったと報告している。つまり同イベントを迎えて、この衣装には47体の新たなピカチュウが迎えられたわけだ。なお衣装の総額はおよそ1800ドル(現在のレートで約25万円)とのこと。

また、この衣装を支えている影の立役者、安全ピンの存在も忘れてはならない。同氏によると、夢と希望と大量の安全ピンがこの衣装を可能にしているようだ。ピカチュウのぬいぐるみは、ベースとなるポケモンのジャケットに安全ピンで留められているという。なおベースのジャケットは約15年前に購入したという。古いジャケットに、100個以上の安全ピンで穴をあけているにも関わらず、衣装が長持ちしている理由は同氏にもよくわからないそうだ。同氏のピカチュウへの並々ならぬ愛情がそれを可能にしているのかもしれない。なお同氏は高解像度で撮影された自身のコスプレ写真を自らの“狂気が際立つ”画像と評している。