『モンスターハンターライズ:サンブレイク』に、ついにグーク登場。“狂気の千羽鶴”で復活願ったユーザー、嬉しすぎて無言


カプコンは9月29日、『モンスターハンターライズ:サンブレイク』(以下、サンブレイク)向けに無料タイトルアップデート第2弾となるVer.12を配信開始した。新モンスター追加など目玉コンテンツが実装されるなか、とあるユーザーが狂気じみた執念で“復活への祈り”を捧げていたグークが登場。念願叶う出来事に、言葉を失ってしまったようだ。

『モンスターハンター フロンティアG』(当時)より、グークになりきれる武器防具セット

『サンブレイク』は、シリーズ最新作『モンスターハンターライズ』(以下、ライズ)の大型拡張版だ。同作ではリリース以降、新モンスターや新武器派生・新防具など、コンテンツを追加する無料大型アップデートを配信。本日9月29日には、エスピナス亜種などが追加される大型アップデート第2弾が配信開始された。

エスピナス亜種は、『モンスターハンターフロンティアZ』(以下、MHF)にて登場したモンスターだ。また、『MHF』は約3年前にサービスが終了されている。同作が恋しいファンにとって『サンブレイク』でのエスピナス亜種の復活登場はことさら嬉しい出来事だろう。そして今回のアップデートではほかにも、『MHF』から登場したキャラクターがいる。それが、アヒルをモデルとしたキャラクターであるグークだ。

グークは、シリーズ作品におけるプーギーや、『ライズ』におけるフクズクのような存在だ。マスコットキャラとして、時にはお役立ち要素をもって、多くのハンターたちに愛されたキャラクターなわけだ。とはいえ、グークが生の姿で『サンブレイク』ゲーム内に登場したわけではない。雑貨屋での福引にて手に入る、飾れる「人形」として実装されたかたちのようだ。それでもファンにとっては嬉しいことだろう。

そして、今回のグーク復活を誰よりも望んでいたであろう人物がいる。ストリーマーのCeph0rendこと、Ceph氏だ。同氏は、グークとふたたびゲーム内で出会うために、狂気めいた荒行を遂行。あまりのグーク愛ゆえに、しばしば本作コミュティの注目を浴びていた人物だ。

Ceph氏が成功させたのは、『ライズ』の武器である「剣斧ノ折形」を1000本集め、そのすべてをアップグレードするというチャレンジである。もともと、同チャレンジは、日本の文化である千羽鶴にちなみ、折り紙のツルに似た同武器を1000本集めてグークの復活を願掛けするという内容だった。しかし、“千羽鶴”が揃ってもグークは同作に登場せず。Ceph氏はグークに一目会いたいという執念と愛情により、ダメ押しとばかりに武器のアップグレードまでも実施したわけだ。その執念の様子については、弊誌でも継続的にお伝えしていた(関連記事)。

そして本日のアップデートにより、Ceph氏は愛するグークの復活の瞬間に立ち会うことになったわけだ。同氏は自身のTwitterアカウント上で「ついに大好きな『モンスターハンター』にグークを実装してもらえた」という旨のコメントを残している。Ceph氏の純粋かつ強すぎる祈りが実際に開発陣に通じたのか、それとも、もとから実装が計画されていた要素なのかは定かではない。もし開発元がCeph氏の想いを受け取ったとすれば粋な話だろう。

グーク登場を知った瞬間のCeph氏の様子は、以下の同氏によるTwitch配信動画から確認できる。同氏はアップデートが配信された『サンブレイク』を早速プレイしており、そのさなかにSNS上の別プレイヤーによる投稿を見て、グーク登場を知ったようだ。同氏は「ちょっとまって」と繰り返し、喜びのあまりか長時間無言に。そして、震える声で祈りが届いたことについて歓喜のコメントを残している。

*Ceph氏の感極まる様子は、動画2時間1分頃から

Ceph氏が取り上げた投稿をしたプレイヤーも、グークに愛情を注ぎ、そして再会を心待ちにしていた者のようだ。そして、グークを愛するプレイヤーたちはほかにも数多くおり、今回の実装についての喜びの投稿も散見される。

『MHF』サービス終了から約1000日が経つ。そしてグークは、同作にだけ存在したアイドルだった。1000日と千羽の祈りが届いたのか、今日からは『サンブレイク』でもグークに会えるわけだ。

『モンスターハンターライズ:サンブレイク』無料タイトルアップデート第2弾は、Nintendo SwitchおよびPC(Steam)向けに配信中。グークを愛するプレイヤーたちに、福引での幸運を祈りたい。


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