『モンスターハンターライズ:サンブレイク』明日からフゲンが“安全”になる。無料タイトルアプデ第2弾パッチノート公開

 

カプコンは9月28日、『モンスターハンターライズ:サンブレイク』向けに明日9月29日配信の無料タイトルアップデート第2弾のパッチノートを公開した。追加コンテンツ実装や各種不具合修正・バランス調整が実施が告知される中、ユーザーの注目を集めている一文がある。フゲンの調整についてだ。

『モンスターハンターライズ:サンブレイク』における盟勇クエストでは、シングルプレイ専用の新たなクエスト形式が楽しめる。ストーリーに登場するさまざまなキャラクターを盟勇とし、盟勇と協力しながらモンスターの狩猟がおこなえるのだ。クエストに同行するキャラクターは、ゲーム進行とともに少しずつ開放。本作のメイン舞台であるエルガドの仲間だけでなく、ヒノエやミノトといったカムラの里の仲間もクエストに同行してくれるようになる。複数人の盟勇が同行可能なクエストも用意されており、盟勇クエストならではのキャラクター同士の掛け合いが楽しめる点も魅力といえよう。

このたび公開されたパッチノートでは、不具合修正/ゲームバランスの調整などについても公開。プレイヤー関連の調整点の最後の一文が、一部ユーザーの注目を集めている。「フゲンが設置する環境生物の各種アクションが、ハンターに当たらないように変更します」という一文だ。

フゲンはカムラの里の長を務める、強くて頼れるリーダーだ。本作では盟勇としても登場。攻撃重視の戦闘スタイルで頼もしい存在となってくれる……かと思いきや、モンスターではなくハンターを苦しめていた一面がある。やたらとガスガエルを置きたがるのである。


ガスガエルは『モンスターハンターワールド』で初登場した小型の環境生物。本作では4種のガスガエルが登場する。各種カエルを地面に設置して衝撃を与えると、種類に応じたガスを一定時間噴射。ガスを浴びせたモンスターに麻痺・睡眠・毒といったさまざまな状態異常をもたらす。メリットばかりではなく、ガスの効果はハンターにも有効。麻痺や睡眠といった拘束効果のあるガスを誤って自分で浴びてしまうと、大きな隙を晒してしまうことになるのだ。

そんなガスガエルを、フゲンはせっせせっせと狩場に置き続ける。たまったものではない。フゲンにガスガエルを置かないでほしいというユーザー意見も散見されていた(関連記事)。このフゲンのガスガエルがハンターに当たらなくなるという調整が、明日9月29日のアップデートにてついに実施されることになったわけだ。

アップデート後はフゲンの設置する環境生物の各種アクションが、ハンターに当たらなくなるとのこと。つまりガスガエルのガスがハンターには当たらなくなるのだろう。Twitter上でもユーザーたちが喜ぶ様子が見られる。一方で、パッチノートの指す「ハンター」がフゲンを含むかどうかは不明だ。

なおフゲンがやたらとガスガエルを使用する背景は、作中でしっかりと理由付けされている。フゲンの盟勇選択画面の説明文中に、「ゴコクから預かったガスガエルを大量に携えて狩場に降り立つ!」との記載があるのだ。ゴコクはカムラの里でギルドマネージャーを務める人物。フゲンとゴコクは、ハンターとして共に狩り場を駆け巡ったこともある旧友だ。その関係性から、フゲンのハンター復帰に際して大量のガスガエルを託したのかもしれない。いずれにせよ、フゲンのガスガエルはアップデートで没収されることはない。これからも元気にガスガエルを置き続けてくれるだろう。


ちなみに無料タイトルアップデート第1弾では、追加モンスターであるナルガクルガ・リオレウス・リオレイアの希少種が、それぞれ盟勇クエストとしても登場していた。今回のアップデートで追加されるエスピナス亜種およびタマミツネ希少種なども、盟勇たちと狩りにいける可能性はある。その際には、“安全になった”フゲンと共に新たな強敵たちを狩りにいくのもいいだろう。

そのほか無料タイトルアップデート第2弾では、多岐にわたる調整が実施される予定だ。詳細については、こちらのパッチノートを確認されたい。またNintendo Switch版のセーブデータ増大に伴う不具合に対しても、第1段階となる修正が実施される予定だ(関連記事)。

『モンスターハンターライズ:サンブレイク』無料タイトルアップデート第2弾は、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに明日9月29日配信予定。エスピナス亜種のほか、タマミツネ希少種や傀異克服したオオナズチなど多彩な追加コンテンツが登場する見込みだ。


※ The English version of this article is available here