オープンワールド狩猟ゲーム『Way of the Hunter』Steam版に最新アプデ配信。寄せられた問題点の指摘に対処、FOVスライダーなどの実装も

 

デベロッパーのNine Rocks Gamesは8月26日、オープンワールド狩猟ゲーム『Way of the Hunter(ウェイ オブ ザ ハンター)』のPC(Steam)版向けに、アップデート1.16を配信した。プレイヤーから指摘されていた問題への対応などがおこなわれている。なお、PS5/Xbox Series X|S版向けアップデートについては現在準備中とのこと。

『Way of the Hunter』は、太平洋岸北西部とトランシルバニアを舞台にしたオープンワールド狩猟ゲーム。それぞれのロケーションは144平方kmという広大なオープンワールドとして構築され、プレイヤーは大自然のなかでリアルな狩猟体験を楽しめる。マップにはさまざまな野生動物が生息しており、その痕跡を追いながら狩りをおこなうのだ。また、実在メーカーからライセンスを受けた銃などの装備が用意。銃には物理シミュレーションが取り入れられ、リアルな弾道を描く。

本作は今年8月17日にリリースされ、Steam版の最大同時接続プレイヤー数が1万人に迫るなど上々の滑り出しとなった。またプレイヤーからは、美しいビジュアルやリアルさを追求した狩猟体験、ストーリー要素などが高く評価された。一方で、いくつかのゲームプレイにおける問題点について不満の声も寄せられており、全体的な評価としては伸び悩んでいるというのが実情である(関連記事)。


ユーザーレビューなどで散見される指摘のひとつは、動物を追跡するための痕跡の見つけづらさだ。これによって難易度が高くなっているとされる。今回のアップデートでは、「(動物の)血痕が一部消えてしまう」問題について修正された。おそらく上述の指摘への対応だろう。ただ、この問題については引き続き修正中とのことなので、今後さらに改善されそうだ。

また、狩りに役立つさまざまな詳細情報を表示させるハンターセンスについて、そのブレを軽減させる調整が実施。湖や風の音の音量を下げたり、睡眠を取っても動物の年齢が上がらないようにししたりといった調整もおこなわれた。難易度「探検家」でのプレイにおいては、血痕を追加して追跡しやすくしたり、動物の反応速度を低下させたりと、さらに難易度が引き下げられたとのこと。

このほか、キーバインド変更機能やFOVスライダーが追加された。これもプレイヤーから要望されていた機能だ。また肉の売却額の調整、マルチプレイヤーモードでのキャラクターや天気の同期の修正、バレットカメラの重要な臓器のビジュアル改善、セーブファイルの改善と最適化なども実施されている。詳しくはパッチノートを確認してほしい。


なお、今回のアップデート後に発生した新たな問題として、動物に「Young」と誤った表示が出たり、森の中でフレームレートが低下したり、購入したアイテムが消えたりといった現象が確認されているとのこと。開発元は、森の中でのフレームレート低下については、木の葉の表示を減らすように設定を調整してみてほしいとコメント。またアイテム消失に関しては、ゲームを再起動すると表示されるようになるはずだとしている。

『Way of the Hunter(ウェイ オブ ザ ハンター)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。また、9月8日にはPS5向けパッケージ版が発売予定となっている。