ホラーアクション『ロリポップチェーンソー』リメイク版の制作が決定、2023年発売へ。ゾンビザクザクチアガールふたたび

 

ドラガミゲームスは7月5日、『ロリポップチェーンソー』の10周年記念作品として、『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』の制作が決定したと発表した。2023年発売予定で、対応プラットフォームは未定。

『ロリポップチェーンソー』は、2012年にPS3/Xbox 360向けに発売されたホラーアクションゲームだ。ドラガミゲームス代表取締役社長の安田善巳氏が当時プロデューサーを担当し、『ノーモア★ヒーローズ』シリーズなどで知られるグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏とタッグを組んで開発。アメリカ西海岸にあるハイスクールを舞台に、ゾンビハンターであるジュリエットがチェーンソーを武器に、ゾンビになってしまった同級生たちと戦う。

*オリジナル版のPV

ドラガミゲームスは、安田氏が代表取締役社長を務めていた角川ゲームスから一部事業を承継して設立され、今年7月1日に営業を開始。既存タイトルの販売業務の移管や、約30名の開発スタッフの移籍もおこなわれた(関連記事)。これに先立って安田氏は、『ロリポップチェーンソー』をドラガミゲームスで復活させるとコメント。それが今回発表された『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』となるようだ。

発表のなかで安田氏は、現行ゲーム機で『ロリポップチェーンソー』を遊ぶことができなくなってからかなりの時間が経過し、遊びたい人が遊べない現在の状況を放置することはとても辛いと述べる。そこで、同作の知的財産権を角川ゲームスより取得し、『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』を開発することを決めたという。リメイク版開発においては、オリジナル版の海外での販売を担当したワーナー・ブラザースからも、手厚いサポートを受けているそうだ。


本作の開発は、安田氏をはじめとするオリジナル版の開発スタッフと、ドラガミゲームスの開発スタッフが担当。ゲーム内容の詳細は今後発表されるが、オリジナル版とは一部異なる要素が存在することが予告されている。まず、16曲の版権曲が使用されたBGMには、一部を除き新たな楽曲が用意される。またCGについて、現行のハイエンドゲーム機のマシンパワーを使って描くことから、よりリアルなテイストへシフトする可能性があるという。いずれにせよ、『ロリポップチェーンソー』を遊びたいゲームユーザーが、いつでも気軽に楽しめる環境を復活させるとのことである。

『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』は2023年発売予定。対応プラットフォームなどの詳細は、今後決定し次第発表される。

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