「モンハン持ち」がなぜか今話題に。『モンスターハンター』『エルデンリング』『FF14』で活用される古の妙技

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古くからゲーマーに伝わる技術が、今ふたたび脚光を浴びているようだ。ゲーム好きにとって、コントローラーの持ち方は人それぞれ。遊ぶゲームによって異なる持ち方を使っているという人もいるだろう。一部のゲームでは、もっとも快適な操作を実現するために、特殊な持ち方を要求されることもある。そうした持ち方のうち代表的なものが「モンハン持ち」と呼ばれる持ち方だ。 
 

 
モンハン持ちとは、左手の親指をコントローラーのスティック部分にあてがいつつ、人差し指で十字キーやほかのボタンを操作する持ち方だ。ポイントは、スティックを操作しつつ、人差し指でほかの操作が可能になる点。移動しながら別のアクションをすることが可能であり、汎用性の高い持ち方として知られている。 

初期における『モンスターハンター』シリーズには、現在でいう「ターゲットカメラ」が備わっていなかった。手動で視点変更する必要があり、コントローラー左側に配置された十字キーで視点変更をしなくてはならなかったのだ。そのため、一般的とされる人差し指をLボタンにあてがう持ち方では、移動と視点変更を同時におこなうことが難しいという事情があった。そのため、人差し指を代わりに十字キーに配置することで、スティックでの移動をおこないながら視点操作を可能にしていたのである。 

この持ち方は初代『モンスターハンター』の時代から存在していたものの、PSPの時代に大きく普及。240万本を売り上げた2007年『モンスターハンターポータブル 2nd』、380万本を売り上げた2008年『モンスターハンターポータブル 2nd G』を通じて、広くその持ち方と名称が知られるようになった。 
 

  
『モンスターハンター』においては必須技能とされていたモンハン持ち。しかしその存在感も、時代を下って変化していく。というのも2011年の『モンスターハンター 3G』にて、ついにターゲットカメラが実装されたためだ。これによりワンボタンでモンスターの方向を向くことが可能となり、手動で視点操作する必要性が薄くなった。その後もさまざまなプラットフォームで『モンスターハンター』シリーズが展開されるにつれ、各種コントローラーでモンハン持ちが実践されることとなったが、時が経つにつれモンハン持ちの重要性は薄れていった。冒頭に掲載したツイートの反応でも、モンハン持ちについて「知らない」と反応するユーザーが少なくない。 

とはいえ、必ずしもモンハン持ちが絶滅したわけではないようだ。というのも現在、『モンスターハンター』シリーズ以外でもモンハン持ちが実践される例があるようなのである。代表的なものがフロム・ソフトウェア作品だ。あるユーザーは『エルデンリング』にて、聖杯瓶と祈祷を選択しつつ回避する戦法にてモンハン持ちを活用していたと語る。また『コール オブ デューティ ブラックオプス2』でもモンハン持ちが流布していたと主張するユーザーや、『ファイナルファンタジー XIV』でもモンハン持ちを使用しているとの証言も見られる。 
 

 

 
当初は『モンスターハンター』シリーズにおける操作の仕様上、やむにやまれず編み出されたというモンハン持ち。はじめは苦肉の策として誕生した操作テクニックが、現在ではさまざまなゲームで選択肢の一つとして捉えられているのは興味深い現象だ。Twitterには当時を懐かしむ人から、現在でも活用している人まで幅広い反応が見られる。今後のさまざまなプラットフォームでも、モンハン持ちはしぶとく受けつがれていくのだろうか。 



※ The English version of this article is available here

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