愛憎のミステリーADV『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』新情報公開。過去と現在、2つの視点で真相に迫る

 

スパイク・チュンソフトは5月2日、『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』の最新情報を公開した。今回の発表では過去と現在、2つの視点でストーリーが展開されることや、登場人物に関する情報が明かされている。

『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』は、スパイク・チュンソフトから2019年に発売された『AI: ソムニウムファイル』のシリーズ続編である。本作の舞台では6年前に「右側半分の死体が見つかり、どれだけ捜索されても残った左側半分は見つからない」怪事件が発生。6年後、まったく腐敗していない状態で、行方知れずだった死体の左半分が発見される。新たにABIS特別捜査官に任命されたみずきは、自律制御型AIロボットのアイボゥと共に、ハーフボディ連続殺人事件の謎を調査することになる。


ハーフボディ連続殺人事件は、今作では主人公を務めるみずきと、もう1人の主人公である龍木の視点から描かれる。今回の発表ではみずき編と龍木編で、現在と過去に分かれていることが明かされた。みずき編では、ABISの新人捜査官となったみずきの視点から、現在の物語が描かれる。高校生のみずきは、ある日謎のメッセージに導かれ、行方知れずだった左半身の発見者になってしまう。みずきは事件の謎を解くため、6年前に担当捜査官だった龍木に接触。謎を解明するストーリーが展開されるようだ。

一方龍木編では、6年前の龍木の視点から物語が描かれる。クイズ番組のスタジオに、右半身だけの遺体が突如現れたところから捜査を開始。未解決のままである「ハーフボディ連続殺人事件」の幕開けが明かされる。また本作の登場人物としては、前作のメインキャクターで、ネットアイドル「A-set」として活動するイリスが登場する。当時女子高に通う3年生だったイリスは、みずきとコンビでWEB配信のクイズ番組に出演していた際に、恐ろしい事件の目撃者となってしまうようだ。そのほかキャラクターとしては、クイズ番組のMCを務めていたピン芸人のアンデス米治(こめぢ)や、イリスと同じダンス部に所属し、みずきとも親交があるという隻芭女子高3年生の絆(きずな)も登場する。


また本作の新要素についても改めて紹介された。本作の捜査パートでは、現場の調査や関係者への聞き込みなど、事件に関連のある各所を巡って調査を実施。事件の情報を得ることでストーリーが進行していく。ここまで前作と変わらないが、本作では捜査パートに、義眼AI-Ballの機能を活用する要素が登場する。X線やサーモグラフィでの肉眼では見えない情報の確認や、簡易的に対象者の思考を覗くWink Psyncで、AI-Ballが捜査をサポートしてくれるようだ。また本作では、仮想空間内に再現した現場で事件の手がかりを収集する、拡張視覚パートが存在している。拡張視覚パートでは現場に残された謎や暗号に挑むこともあるほか、十分な手がかりが集まると真相再現パートへ移行。事件の流れを振り返りながら疑問点に手がかりをあてはめ、矛盾なく推理できると主人公による事件の再現もおこなわれるそうだ。


AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』は、6月23日にPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch/Windows 10版が、6月25日にSteam版が発売予定。価格は税抜6800円。7月13日23時59分までの期間、アイボゥとタマのきせかえ衣装をセットにした特典DLCが配信予定となっている。