美麗セミオープンワールドアクション『HELL is US』発表。人間の暴力の本質を描く


パブリッシャーのNaconは4月12日、Rogue Factorが手がけるアクション・アドベンチャーゲーム『HELL is US』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 5/Xbox Series X|Sで、2023年発売予定。開発にはUnreal Engineが採用されている。

『HELL is US』は、国を二分する内戦が続く戦地を舞台にするアクション・アドベンチャーゲームだ。本作の世界では、戦争に加えて謎の厄災が発生し、超自然的な生物が出現。そのクリーチャーには現代兵器が通用しないという。プレイヤーは、異なる時代からもたらされたという近接武器とドローンを使って戦い、そのクリーチャーが現れた謎に迫ることとなる。

本作はセミオープンワールドのマップを採用。ただし、マップ画面やコンパス、またクエストの目的地を示すマーカー表示も用意されないなかで、プレイヤーは探索をおこなうことになるそうだ。本作独自のレベルデザインなどによって、プレイヤーが直感に従って行動するユニークなゲーム体験を提供するとしている。


謎のクリーチャーと戦うための武器としては、剣や槍、斧などが登場。激しい近接バトルが本作の特徴のひとつになるという。そして生き残るためには、ドローンも上手く活用する必要があるとのこと。トレイラーでは、いくつもの突起が蠢く赤い物体の中から現れたドローンが、主人公らしき人物の背中に“帰還”するシーンがみられる。武器を搭載しているようには見えないため、索敵などに活躍するのかもしれない。また、白い身体に大きな穴の空いたキャラクターも確認できる。これが例のクリーチャーなのだろうか。今後の詳細発表が待たれる。

本作を手がけるRogue Factorは、『Mordheim: City of the Damned』や『Necromunda: Underhive Wars』といった作品で知られるデベロッパーだ。そして本作のクリエイティブ・ディレクターJonathan Jacques-Belletête氏は、かつてEidos Montrealにて『Deus Ex: Human Revolution』などに携わった実績をもつ。

同氏は、人間の暴力は感情や情熱によって煽られる終わることのないサイクルである、ということが本作の中心となるテーマだと語っている。トレイラーの前半では、ある女性が復讐のために人を撃つシーンがループするような表現がみられる。そうしたテーマを表しているのかもしれない。


『HELL is US』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに2023年発売予定だ。